歯根吸収について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

歯根吸収について

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は歯内療法の分野から歯根吸収についてで

症例です。

コンポジットレジンでの充填を繰り返し、審美障害があり、クラウンでの補綴を希望して来院されました。

外傷の既往がある歯で、歯自体の変色もあります。

デンタルで確認すると歯根のちょうど真ん中辺り、遠心側に歯根吸収を認めます。

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精査のため3D撮影を行います。

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明らかな破折は認められないものの根管治療では痛みがあり、歯根吸収部位から肉芽組織が入り込んでいる事が想定されました。マイクロスコープで根管を観察すると肉芽様組織が確認出来ました。外傷時のレントゲン等がないので詳細は不明ですが、外傷が原因の歯根吸収だと思われます。根管充填行い症状がないので通常の補綴処置に移行しますが、定期的なレントゲン撮影による経過観察が必要です。

投稿日:2016年4月6日  カテゴリー:歯内療法