滑膜軟骨腫症 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

滑膜軟骨腫症

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科

日本顎関節学会認定 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から滑膜軟骨腫症についてです。

症例です

右側の顎関節部に塊状の不透過像が観察できます。

関節の精査が必要です。

0000004744__Panorama_20131005113708.jpgのサムネール画像

4分割撮影でも、下顎窩の所に塊状の不透過像が認められます。

0000004744__Panorama_20131005114038.jpg

大学病院に精査を依頼しました。

MRIおよびCT検査の結果、滑膜軟骨腫症で、手術の方針となりました。

顎関節症の診断は常に除外診断であることが基本です。

このケースは低悪性度の軟骨肉腫の場合もあり注意が必要です。

主訴は顎の音だったのですが、顎関節症と診断してはいけませんね。

投稿日:2014年1月6日  カテゴリー:顎関節症