滑膜軟骨腫症
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科
日本顎関節学会認定 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から滑膜軟骨腫症についてです。
症例です
右側の顎関節部に塊状の不透過像が観察できます。
関節の精査が必要です。
4分割撮影でも、下顎窩の所に塊状の不透過像が認められます。
大学病院に精査を依頼しました。
MRIおよびCT検査の結果、滑膜軟骨腫症で、手術の方針となりました。
顎関節症の診断は常に除外診断であることが基本です。
このケースは低悪性度の軟骨肉腫の場合もあり注意が必要です。
主訴は顎の音だったのですが、顎関節症と診断してはいけませんね。