親知らずの抜歯と歯胚の掻爬 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

親知らずの抜歯と歯胚の掻爬

こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野から親知らずの抜歯と歯胚の掻爬についてです。

症例です。

下顎の親知らずを抜歯した時に大きな軟組織が掻爬できました。

退縮エナメル上皮から発生する発育嚢胞を含歯性嚢胞といいます。

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囊胞は発育が緩慢ですが、大きくなると下歯槽神経を押しやって大きくなります。囊胞自体が神経に浸潤する事は稀ですが、囊胞の摘出時に神経損傷のリスクが大きくなります。このケースのように抜歯時にしっかり掻爬をおこなうべきです。

投稿日:2017年6月26日  カテゴリー:口腔外科