手足口病 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

手足口病

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野から手足口病(てあしくちびょう)についてです。

今年は手足口病が流行しています。

エンテロウイルスなどいくつか原因となるウイルスがありますが、

コクサッキーウイルスA16が主な原因です。

感染して3から5日後に口腔内、手や足に水泡が出現します。

特効薬はなく対症療法が主体になります。

咽頭部などの分泌液や排泄物からの接触感染です。

予防策としてはマスクの装着などで飛沫感染の防止、手洗いをしっかり行うことです。

口腔内の症状について見てみましょう。

上顎の粘膜です。

赤いポツポツが確認できます。

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さらに、下唇の部分には粘膜が発赤し水泡の形成が見られます。

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先週、息子さんが手足口病を発症していたとのことです。

手足口病による口内炎です。

たくさん紹介してきましたが、口内炎と言うのは病態が多彩で、

いろいろな病気の1症状として口腔内に現れます。

注意しないといけません。

投稿日:2011年8月2日  カテゴリー:口腔外科