歯を失う原因:歯根破折 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

歯を失う原因:歯根破折

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は歯を失う原因について歯根破折についてです。

歯根破折とは歯が折れてしまう事で、神経のない歯に起こることが多いのが特徴です。

歯根が破折すると、破折部位に一致して歯周ポケットが深く形成され、炎症を起こします。

急性症状を起こさなければ、症状があまりなく進行しますが、

周囲の骨を溶かしてしまうので、放置しない方が良いと思います。

歯根破折では、どこに破折が起きるかにもよりますが、

抜歯になる事がほとんどです。

231.jpgのサムネール画像   230.jpgのサムネール画像のサムネール画像

縦方向に破折線が確認できます。

このようなケースは歯を保存できません

抜歯すると半分に割れていました。(右の写真)

歯根破折の多くは神経の無い歯で起こります。

神経に達する深い虫歯になる前に治療したいものです。

神経の保存は大変重要だと思います。 

投稿日:2011年6月16日  カテゴリー:口腔外科