膿瘍切開と根管治療 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

膿瘍切開と根管治療

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は歯内療法の分野から膿瘍切開と根管治療についてです。

症例です。

右下の第二大臼歯です。

根の先に出来た病巣に膿が貯まり、頬側が腫れています。

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クラウンを外して、腫れた部分を切開し、膿を出します。(切開排膿)

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次にコア(土台)を外し、根管治療を行います。

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クリーム色の膿が上がってきました。

根の先の圧力が下がるので、痛みが無くなります。

神経をとった歯は、根の先が炎症を起こす可能性を抱えています。

根の先の病巣が再び感染してしまう原因は、

根の先端の問題かぶせ物の不適合により漏洩する場合の2つがあります。

急性症状を呈すると今回のように腫れて痛みが出てくる訳です。

抗生物質の内服も必要になります。

投稿日:2011年4月2日  カテゴリー:歯内療法