乳歯の晩期残存(ばんきざんぞん) | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

乳歯の晩期残存(ばんきざんぞん)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科佐久間琢です。

今回は小児歯科の分野から乳歯の晩期残存についてです。

大人の歯が生えてくると、乳歯の根が溶けてきます。

溶けてくるとグラグラになって生え換わると言う訳です。

症例です。


乳歯がグラグラになってしまったとのことで受診されました。

永久歯が下から上がってくることで、乳歯の歯根が溶けてしまい歯が動揺してきます。

咬むたびに歯がぐらぐら揺れて痛いので、抜歯を行います。

右上の第一乳臼歯です。

IMG_8678.JPG

歯根が吸収(溶けて)しています。

ぎざぎざになって溶けているのがわかります。

生え換わりの年齢を過ぎても乳歯が残っている場合、乳歯の晩期残存と言って、

抜歯を行う事があります。

ただし、後続の永久歯があることをレントゲンで確認しないといけません。

投稿日:2011年4月20日  カテゴリー:小児歯科