親知らず抜歯後の骨露出 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

親知らず抜歯後の骨露出

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野から、親知らず抜歯後の骨露出についてです。

歯を抜くと、血が出ます。

その血がかさぶた(血餅)となって傷を塞ぎます。

このかさぶたはやがて歯肉になって、約6か月すると骨に変化してきます。

抜歯した後に、かさぶたを守る事が大切になります。

うがいを強くしてしまったり、歯磨きでこすってしまうとかさぶたが取れてしまい、

傷の治りを悪くしてしまします。

出血が少なくてかさぶたが上手く形成されなかったりすると

骨がむき出しの状態になってしまいます。

これは、ドライソケットと言って抜歯後に起こる偶発症の一つです。

ドライソケットの対処法は

感染予防の抗生剤の内服および洗浄傷の保護です。

また、再度出血を促し、かさぶたの形成を行います。

抜歯後に痛みが持続するような場合は抜歯後の偶発症の可能性があります。

診察を受けましょう。

投稿日:2010年10月15日  カテゴリー:口腔外科