フィステルと抜歯 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

フィステルと抜歯

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は歯内療法、口腔外科の分野からフィステルと抜歯についてです。

通常、根の先に病巣ができると、根管治療を行います。

根管治療で、排膿(膿がでること)が止まらない場合抜歯になってしまう事があります。

膿が出ているということは、根の先の炎症が鎮静化していないということになり、

かぶせ物をして咬ませることはできません。

歯根端切除術と言って、根の先端をきれいにする方法もあります。

根の治療を行っても改善なく抜歯になってしまったケースです。

症例

右下の第一中切歯の先に膿が貯まってしまいました。

左の写真ではプクッと腫れているのがわかります。

IMG_7020.JPG IMG_7027.JPG

根の先の構造が壊れていて、排膿が止まりません。

残念ながら抜歯の適応です。

抜歯を行い、悪い部分をきれいにしました。

歯根破折が抜歯になってしまうケースはいくつか紹介していますが、

歯が割れていなくても抜歯になってしまうケースがあります。

注意しないといけません。

投稿日:2010年10月27日  カテゴリー:口腔外科, 歯内療法