顎関節症とかみ合わせ(咬合)の関連 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

顎関節症とかみ合わせ(咬合)の関連

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症と咬み合わせについてです。

インターネットで顎関節症に関して、検索してみると、顎関節症が完全に治るとか咬み合わせが原因なので咬み合わせの治療をすればよいといった広告やホームページを良く見かけます。

顎関節症が完全に治るのは一部の症例で、多くは症状が進行しているために、

日常の生活に支障がない位に症状を抑えることが治療にゴールになることがほとんどだと思います。

今回は咬み合わせ(咬合:こうごう)と顎関節症について考えます。

顎関節症の原因は多く因子が重なって起こるとされていて、原因がはっきりと特定されてはいません。

咬み合わせ(咬合)も原因の一つとされていますが、

顎関節症イコール咬みわせが悪いではないのです。

咬み合わせ(咬合)を治せば顎関節症が治ると言うのは間違いだと思います。

咬み合わせの治療(咬合治療)をして顎関節症が改善するケースもあることは事実ですが、咬み合わせ(咬合)を治した事が改善の要因か、あるいは、治療中に顎関節症が自然経過をたどって改善したかは検証の仕様がありません。

顎関節症とは関係なく悪い咬み合わせは治療すべきです。

投稿日:2010年6月23日  カテゴリー:顎関節症