義歯(入れ歯):クラスプの破折、義歯の破折 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

義歯(入れ歯):クラスプの破折、義歯の破折

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は、義歯(入れ歯)の分野からです。

今週は義歯に焦点を当てて書いてみようと思います。

義歯は、歯にバネをかけて義歯を維持します。

義歯床とバネ、歯肉の粘膜と歯で負担して義歯を維持します。

バネで維持するタイプの義歯では、バネ(クラスプ)が折れるトラブルが起こります。

症例です。

バネ(クラスプ)の破折

IMG_7326.JPG

バネ(クラスプ)が折れてしまった場合、型をとってバネのみ作り直し修理を行います。

他にもこのようなトラブルがあります。

保険の義歯は床の部分(ピンクの部分)でも義歯を維持させます。

しかし、この部分は弱いので、落としてしまうと真っ二つになる事があります。

義歯の破折

96.jpgのサムネール画像

義歯(入れ歯)の床が割れてしまいました。

義歯の床(ピンクの部分)と同じ材質で修理を行います。

修理しても一度壊れた義歯は、同じ所で折れてしまうことが多いのが現状です。

保険の制度上6か月は新しい義歯を作ることは認められません。


保険の義歯は経済的負担が少なくて済みますが、強度や適合精度の点で自費のものには劣ります。

破折といったトラブルを回避するには、頑丈なメタルフレームの義歯を作るのも1つの方法です。

次回はメタルフレームの義歯について書きます。

投稿日:2010年2月15日  カテゴリー:入れ歯(義歯)