歯ぎしり | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

歯ぎしり

こんにちは。 さくま歯科 佐久間琢です。

先日、こんな患者さんが受診されました。

「歯ぎしりがひどいのでなんとかならないでしょうか?」

との訴えでした。

そこで、今回は歯ぎしりについての話です。 

歯ぎしりに関して、いろいろな研究が行われていますが、

その研究は睡眠時の歯ぎしりについてがほとんどで、わかっていないことが多いのが現状です。

寝てる間に起こるものには歯ぎしり以外にもいびき睡眠時無呼吸症候群があります。

ホームページにも解説していますのでご覧になってみてください。

歯ぎしりは歯科の臨床では様々な弊害があり、歯科医師を困らせる要因の一つです。

現段階では、歯ぎしりは無くすことはできないし、ストレスを発散する1つの行動であり、

無くす必要もないとされています。

また、歯ぎしり=顎関節症と思っている方もいらっしゃいますが、

大きな間違いです。

歯ぎしりの弊害を減らすため

普通はスプリントを入れて対応することが多いです。

PICT0093.JPGPICT0090.JPGのサムネール画像

寝る時に、上の写真のような歯面を覆うスプリントを入れます。

スプリントを使うと歯ぎしりがなくなると思っている方もいらっしゃいますが、

これは間違いです。

以下のような効果を期待してスプリントを使用します。

①アゴの関節の保護

②歯面の保護

③咬む力の分散

などの効果が期待できます。

スプリントを入れると、最初の3日間は歯ぎしりが減少しますが、

それ以降は元に戻ってしまうという報告もあります。

歯ぎしりがなくなる訳ではないのです。

歯ぎしりについてのさらなる研究が待たれます。

投稿日:2009年9月5日  カテゴリー:顎関節症