2011年7月のさくまブログ総括
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2011年7月のさくまブログ総括です。
今月は最近、多かった粘膜疾患を取り上げてみました。
口腔粘膜の疾患にはいろいろあり、単なる口内炎から、舌癌、白板症、扁平苔癬、
腫瘍類似疾患のエプーリスなど多様です。
気になる症状は診察を受けるべきです。
来月から武蔵野市の無料歯科健診が始まります。
期間は8月、9月、10月の3カ月間です。
昨年受診された方は忘れずに受診しましょう。
来月は審美歯科からホワイトニング、
顎関節症の分野からも書きたいと思います。
第24回日本顎関節学会に参加しました
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は第24回顎関節学会に参加したので報告したいと思います。
第2回アジア顎関節学会も併催されていました。
7月23日、24日の2日間、 広島で行われました。
顎関節症の診査・診断、
運動療法、スプリント療法、薬物療法、TCHの是正などたくさんの話題が議論されていました。
薬物療法については有効であるが、保険適応がなく処方できないなどの問題点も指摘されていました。
海外からの演題では、地域による顎関節疾患の違いがありました。
マレーシアやタイなどでは外傷が多いためか、強直症の手術症例について多く発表されていました。
オーストラリアからはファンクショナルMRIを使っての研究などが紹介されていました。
このような報告は日本からも出ています。だいぶ日本に近い感じです。
顎関節症関連の分野については来月テーマを取り上げてみたいと思います。
オールセラミックスクラウンについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物の分野からオールセラミックスクラウンについてです。
かぶせ物の種類には、メタルクラウン、メタルセラミックス、ハイブリッドセラミックスなどがありますが、オールセラミックスにも種類があります。
オールセラミックスでの治療において、
私は、二ケイ酸リチウムセラミックと酸化ジルコニウムのセラミックを
ケースに応じて使い分けています。
強度や透明感が異なるのでケースに応じて考える必要があります。
二ケイ酸リチウムセラミックは透明感が強く、より天然歯に近いセラミックです。
しかし強度については、酸化ジルコニウムが強く、審美性が必要な部分か?強度が必要とされる部分かによって選択する必要があります。
写真は酸化ジルコニウムのオールセラミックスクラウン
大臼歯部においては酸化ジルコニウムの使用が安心だと思います。
オールセラミックスと言っても、成分により特徴があるのです。
それぞれ適応症があるため、状況に応じて選択しないといけません。
ブラックトライアングル
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は前歯のブラックトライアングルについてです。
症例を見てみましょう。
歯周病で歯肉が下がると歯と歯の間がすいてきます。
写真のちょうど真ん中が三角形に黒く抜けているのがわかります。
前歯は審美性が気になる場所です。
裏側から見るとこんな感じになっています。
三角形の部分がはっきりわかります。
歯間ブラシが使いやすかったりしますから清掃性はいいと思います。
見た目が気になる場合は
ラミネートベニアやコンポジットレジンでの修復が必要になります。
虫歯の分類(急性齲蝕と慢性齲蝕)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はむし歯修復学の分野から急性齲蝕と慢性齲蝕についてです。
(齲蝕:うしょく、虫歯のこと)
急性齲蝕では虫歯の進行が早く、しかも深く進み、
早期に神経まで達し神経の症状を出す事が多くあります。
また入り口は小さいのですが、中で大きく広がっている事が多くあります。
これに対し、慢性齲蝕はゆっくり進むため、痛みを伴う事が少なく、
あまり症状がないのに神経に到達していることがあります。
気が付いたら歯冠が大きく崩れて神経も死んでしまうことも多々あります。
入口は小さいのですが、削っていくと大きな穴になっていました。
症状が出る前に処置する必要があります。
神経が死んでしまうと歯根破折の危険がグッと高くなります。
病気は慢性疾患の方が怖いと言うのは虫歯にも当てはまるという訳です。
抜歯の偶発症(抜歯後のトラブル)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から抜歯の偶発症についてです。
抜歯をすると、歯がなくなった所に血餅ができ、傷を修復していきます。
しかし、トラブル(偶発症)が起こると、傷の治りが遅れます。
抜歯後感染とドライソケットが最も頻度の高い偶発症です。
それぞれ見てみましょう。
①抜歯後感染
抜歯した所に口腔内の細菌が感染を起こします。
抜歯前に歯石を除去して口腔内の菌の数を減らしておく事が大切です。
また、抜歯後に処方される抗生剤は必ず服用すべきです。
②ドライソケット
抜歯後の穴を血餅が塞ぎますが、血餅がうまく形成されなかったり、
うがいや歯ブラシなどで血餅がとれてしまうと、骨がむき出しとなり強烈な痛みが出ます。
血餅の形成が悪く、骨がむき出しになっています。
再度ソウハして血餅の形成を促さないといけません。
長引く抜歯後の痛みはドライソケットや抜歯後感染の疑いがあります。
心配な症状は我慢せずに診察を受けるべきです。
糖尿病と歯科
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科、歯周病の分野から糖尿病についてです。
歯科の分野でも様々な弊害を引き起こします。
易感染性(いかんせんせい)といって、感染しやすくなりますので
抜歯などの外科処置時は注意が必要です。
また、最近では歯周病と関連することがわかっています。
歯周病の治療を行うと血糖値のコンロールが良くなってくる事もあり、
歯周病治療が歯を守るだけではなく全身疾患にも関係すると言えます。
写真は歯石の付いた口腔内です。
定期的な歯石除去を行い、歯周病予防を行いましょう。
口腔ケアによる医療費高騰の抑制
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です
今回は予防歯科の分野から口腔ケアによる医療費高騰の抑制についてです。
日本歯科医師会雑誌に載っていた記事を要約して紹介します。
口腔ケアとは「口腔の疾病予防、健康保持・増進、リハビリテーションによる生活の質(QOL)の向上を目指した科学であり技術である」と定義されています。
国民所得を上回る医療費の伸びは、超高齢化社会の日本において大きな問題です。
口腔ケアが医療費の軽減と国民負担の軽減につながるとされて注目され実践されています。
記事の中では静岡がんセンターでの研究が取り上げられています。
口腔ケアを行った方が入院日数、が短く、口からの栄養摂取が短期間で行えるようになり、合併症の発生率も低下するというデータが出ています。
入院期間が短縮すれば、
患者さん一人あたりの医療費高騰の抑制に貢献することができます。
歯牙のある場合や無い場合、
経口摂取が不可能な場合など場面に応じて実践方法が異なります。
記事は医師、薬剤師、歯科衛生士、理学療法士、看護師、栄養士など多職種と連携を取りチームで口腔ケアを行う必要があると結んでいます。
主に入院診療に関する記事ですが、外来通院の患者調査でも歯が悪ければ悪いほど医療費がかかる事がわかっています。
歯石をそのまま放置するのは危険です。
定期的なクリーニングを行いましょう。
失活歯と歯根破折
歯肉炎について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯肉炎についてです。
歯肉炎とは歯肉が炎症を起こしている状態で、
進行すると歯周組織が破壊されて歯周病となります。
歯肉が腫れているだけなので、
クリーニングをかけて正しいブラシの方法をマスターすれば、すぐに治ります。
症例です。
下の歯の前歯です。
歯肉がボコボコに腫れています。
腫れた歯肉の境目には白い歯石が確認できます。
歯石除去とブラッシングを行い歯肉の状態を改善します。
定期的なクリーニングを怠ると写真のように歯石付着し着色していきます。
歯が悪ければ悪いほど医療費がかかるという調査結果があります。
定期的なクリーニングで歯周病予防をしましょう。
歯周ポケットとサルカス
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯周ポケットとサルカスについてです。
歯周ポケットとは病的な状態をいい、サルカスとは健全な歯肉溝のことを言います。
歯周病の治療では、治療の要所で歯周検査を行いますが、
このとき歯肉溝が4mm以上になると病的な状態ですので、
これを歯周ポケットと言います。
3mm以下の健全な状態のことは、歯周ポケットとは言わず、
サルカス(健全な歯肉溝)と言います。
3mmを境にして、
健全と病的を分けているのは歯ブラシの毛先が届く範囲が3mmとされているからです。
歯周ポケットの測定は治療の効果を判定するのに大変重要な検査なのです。
癒合歯(ゆごうし)について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、小児歯科の分野から癒合歯についてです。
癒合歯とは、本来は独立しているはずの歯がくっついて1本になってしまった歯のことです。
特に処置の必要はありません。
症例です。
右下の乳中切歯と乳側切歯がくっついて1つの歯になっています。
もう少し上から見てみると
2本の歯がくっついています。
特に処置の必要はありませんが、
永久歯の歯並びに影響を与えたりしますので定期的な検診が必要です。
この場合は乳歯の奇形ですが、
永久歯の奇形や先天性欠如についても注意が必要です。
大臼歯部のエプーリス
扁平苔癬(へんぺいたいせん)について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から扁平苔癬(へんぺいたいせん)についてです。
扁平苔癬は原因不明の炎症性疾患です。
腫瘍とは異なります。
炎症をコントロールする対症療法がメインになります。
C型肝炎の場合、高い確率で口腔内に出現すると言われています。
症例を見てみましょう。
舌の辺縁に白色と赤色の混在した部分があります。
頬の粘膜にも舌と同じようなレース状の白斑が認められます。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)は炎症性病変のため、
痛みやひきつれ感を自覚します。
上の写真は扁平苔癬(へんぺいたいせん)の典型例です。
気になる状態であったら受診して診察を受けましょう。
次回は腫瘍類似疾患からエプーリスについてです。
白板症(はくばんしょう)について
こんにち。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はく口腔外科の分野から白板症(じはくばんしょう)についてです。
白板症は前癌状態と言われていて、悪性腫瘍に移行する場合があります。
注意が必要な粘膜疾患です。
症例を2つ見てみましょう。
症例①
右の舌縁部に白色の病変を認めます。
大学病院での検査の結果、舌癌でした。
一見すると白板症のに見えますが、一部が癌化していた訳です。
症例②
このケースでも舌に白色の部分があります。
白板症です。
白板症の白色病変にはいろいろなタイプがあります。
経過観察が必要な疾患です。
症例1のように悪性腫瘍の可能性もあります。
注意しないといけません。
次回は扁平苔癬(へんぺいたいせん)についてです。
ヘルペス性口内炎
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
前回から粘膜疾患をまとめています。
今回は口腔外科の分野からヘルペス性口内炎についてです。
口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされます。
体の抵抗力が落ちた時にできやすいのが特徴です。
症例です。
7日前から口内炎が多発しているとのことで受診されました。
左側の下唇、上唇に口内炎ができています。
左下唇には(かひ)といってかさぶたのようなものも確認できます。
水泡が形成され痂皮(かひ)になって治っていきます。
左上唇の裏側にも口内炎ができています。
左上唇の表側にも水泡が痂皮(かひ)になった部分が確認できます。
口内炎は接触痛がひどく、軟膏にて対症療法を行います。
また、感染の初期では抗ウイルス剤の内服が有効です。
次回は白板症(はくばんしょう)についてです。
口内炎について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です
最近、舌の異常や口内炎の患者さんが多く受診されます。
そこで、数回にわたり粘膜疾患をまとめてみようと思います。
今回は口腔外科の分野から口内炎についてです。
口内炎の原因は様々ですが、
口の中にできた傷に口腔内に存在する細菌が感染して口内炎を引き起こします。
多くの口内炎は軟膏の塗布や、うがい薬の使用により長くても7日程度で軽快します。
また、口腔内の細菌数を減らすことも必要です。
定期的にクリーニングを行い、口内炎のリスクを減らすことも大切だと思います。
舌にできた口内炎
かなり大きく、接触痛も強く出ます。
悪性腫瘍のようにも見えます。
唇にできた口内炎
上の写真に比べると小さいのですが、接触痛が強いです。
口内炎ではなく別の疾患の可能性もあるので、気になる症状は受診しましょう。
次回はヘルペス性口内炎についてです。
歯科におけるホームページ事情
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯科をめぐるホームページ事情についてです。
最近、多くのホームページを作る業者から、
「さくま歯科の検索順位を上げますよ」
「携帯サイトを作りませんか」
「SEO対策に代わる検索順位の上位表示ですよ」
などたくさん電話がかかってきます。
そんな営業の電話の1つに
「患者さんに代わって医院の口コミを代行して書き込みます」
というのがありました。
これはいわゆるサクラではないのでしょうか、、、
歯科医院の数はコンビニエンスストアーよりも多い時代です。
歯科医院の選択にはホームページや口コミサイトが1つの参考になるので
このようなサービスがあってもおかしくはないかもしれませんが、、、?
インターネット世界には多くの情報が存在しています。そんな営業の電話の1つに
「患者さんに代わって医院の口コミを代行して書き込みます」
というのがありました。
これはいわゆるサクラではないのでしょうか、、、
歯科医院の数はコンビニエンスストアーよりも多い時代です。
歯科医院の選択にはホームページや口コミサイトが1つの参考になるので
このようなサービスがあってもおかしくはないかもしれませんが、、、?
情報量が多いのはいい事なのかもしれませんが、
どの情報が本当に有効かを選択するのは利用者次第ということになるのだと思います。
難しい時代ですね。
うがい薬の種類(含嗽薬)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はうがい薬の種類についてです。
一般的に使われるものを見てみましょう。
①イソジンガーグル
殺菌作用が強い。
抜歯後の感染予防などに有効。
長期間の使用で歯が着色します。
インプラントとの相性が悪いです。
②アズノールうがい液
粘膜の保護作用があり、
口内炎や扁平苔癬(へんぺいたいせん)などで有効。
殺菌作用は弱い。
③ネオステリングリーン
ベンゼトニウム塩化物が主成分。
外科処置後の細菌感染に有効です。
イソジンより口当たりが爽やかだと思います。
④コロロSP
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