口腔カンジダ症 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

口腔カンジダ症

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野からカンジダ症についてです。

カンジダ菌は口の中に常にいる菌(口腔内常在菌)ですが、何らかの原因で悪さをするようになります。その誘因としては、義歯、溝状舌、栄養不良、抗生物質、副腎皮質ホルモン剤、制癌剤、放射線治療などがあります。

通常、ファンギゾンシロップや、フロリードゲルなどを使用して軽快します。カンジダ症が慢性化した状態(慢性肥厚性カンジダ症)が長期にわたり、治らない場合、上皮の悪性化(癌化)を考慮しなければならないといけないケースもあります。

症例です。

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頬の粘膜が白くなっています。

菌の塊なのでガーゼでぬぐう事ができます。

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舌の辺縁が白くなっており、溝ができています。

カンジダ菌ではない事もありますが、溝に菌が貯まって炎症を起こす事があります。

気になる場合は受診してみるべきです。

投稿日:2010年3月1日  カテゴリー:口腔外科