さくまブログ

顔面神経麻痺について

こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科  佐久間琢です。


先日、顔面神経麻痺について質問を受けました。
そこで、今日は口腔外科の分野から顔面神経麻痺について書きたいと思います。

顔面神経は顔の表情をつくる筋肉舌の味覚を支配しているので、
顔面神経が障害されると、顔のゆがみや、味覚異常が生じます。

末梢性(まっしょうせい)中枢性(ちゅうすうせい)に分けられます.

中枢性は脳腫瘍、脳梗塞、脳出血に合併するとされています。
日常生活で見られるのは末梢性が多いと思います。



末梢性と中枢性の区別の方法
麻痺側のおでこにしわを形成できないか、出来ても弱い場合は末梢性、
左右両方のおでこにしわが形成できる時は中枢性です。

この他に、閉眼(瞼を閉じることができない)が不十分になり、眼球の上して白眼となります。
また、口笛が吹けなくなったり、食べ物が口からこぼれたりします。


   
治療
ステロイド療ビタミン剤の内服マッサージ、電気刺激などの理学療法が行われます。
神経線維の変性が見られない場合は予後良好です。



歯科との関連について
水痘・帯状疱疹ウイルスの感染により顔面神経(膝神経節)が障害されると
顔面神経麻痺、味覚障害、耳鳴り、めまい、耳部の水疱などの症状を起こします。
これをRamsay-Hunt症候群といいます。

季節の変わり目にはウイルス性の疾患が多く見られます。
異常を感じたら診察を受けるのがよいと思います。



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武蔵野市の健診はあと2日で終了です。

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


武蔵野市の健診についてのお知らせです。
健診はあと2日で終了となります。

武蔵野市にお住まいで、40歳以上方無料で武蔵野市の健診が受けられます。


武蔵野市の健診では、レントゲンを撮影しますので、
虫歯
歯周病
根の先の病気(根尖病巣)
上顎洞の異常
顎関節の形態
骨の中の異常
親知らず(埋伏歯)の状態
など、いろいろと発見できます。
1f.jpgのサムネール画像
パノラマレントゲン写真


自分の口の中の状態を把握するだけでも意味があります。
大切なことです。
受診がまだの方は予約をしましょう。

今日と明日の2日間で終了です。







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前方整位型スプリントの治療

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


顎関節症の分野から顎関節症の治療についてです。

顎関節症のスプリント療法2回目です。

スプリント療法は以前ブログにも書いた運動療法と並んで、重要な治療法です。

前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)は、
関節雑音(カクカク音)が鳴っていて、
雑音が消失する顎位(咬み位置)が存在する場合が適応です。
以前書いた運動療法円板整位運動療法とセットにして治療します。
運動療法も参考にしてみてください。



では、前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)について見てみましょう。


症例です。

普通にかみ合わせた位置です。
PICT0083.JPGのサムネール画像PICT0082.JPGのサムネール画像PICT0086.JPGのサムネール画像

雑音が無くなる咬み位置です。上の写真と比較すると、
雑音が無くなる位置はかなり前で咬んでいる事がわかります。
PICT0104.JPGPICT0095.JPGPICT0101.JPG
この咬み位置で前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)をつくります。


前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)です。
前歯の部分が山のように盛り上がっているのがわかります。
PICT0119.JPG


口の中に装着した写真です。
PICT0113.JPG
下アゴを前方に維持させる目的のために山がついています。

昨日のスタビライゼーションスプリント平らだったのに比べて
全く形が異なるのがわかったと思います。

適応となる症例も異なるので、しっかり診断を受ける必要があります。
また、スプリント療法では、かみ合わせが若干変わってしまったり、
逆に入れることで痛みが出ることもあります。
経過をきちんと観察し調整を行うことが必要です。



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スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、顎関節症の分野から、スプリント療法についてです。
2回に分けて話したいと思います。

スプリント療法は以前ご紹介した運動療法と併用して治療を行います。

よく使うスプリントは
①スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)
②前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)
2つです


今日は、①のスタビライゼーション型スプリントについてです。

このスプリントは、顎関節症や歯ぎしりのある方が適応です。

スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)の効果は
筋肉の安静
顎関節の保護
歯列の保護
歯がすり減るのを防ぐ
不正咬合の暫定的な補正
です。

症例です。


IMG_7067.JPG 
最終調整を口の中で行い、
装着すると上の写真のようになります。

IMG_7072.JPG
外してみるとこんな感じです。
全部の歯列が接触するように平らになっています。

装着は夜間のみです。
使用しながら調整を行います。

次回はスプリント療法の2回目です。
前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)について書こうと思います。


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武蔵野市の健診は10月で終了です

こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


武蔵野市の歯科健診は10月31日で終了になります。

すでに申し込みをしている方は早めに健診日の予約をお願いします。

武蔵野市の健診では下に示すようなパノラマレントゲン撮影が無料です。
当院ではデジタルレントゲンのため、被爆量が従来の半分以下です。
1f.jpg
レントゲン診査は重要です。
隠れた部分の異常を発見できます。



一度、健診を受けると、毎年健診に必要な用紙(健康診査問診票)が郵送されてきます。
昨年健診を受けたけど、今年はまだ受診していない方はお早めに予約してください。

今年チャンスを逃した方は来年申し込むようにしましょう。
来年度の申し込み日程が決定次第お知らせします。

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デジタルレントゲン

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回はデジタルレントゲンについての話です。

以前は、レントゲンを撮影して、フィルムに現像していました。

歯科でも最近はデジタル化が進み、撮影したレントゲンはモニターで見て、
必要な時にプリントアウトするのが一般的になってきました。
医科ではもう当たり前になっています。

フィルムを使わない事で、現像時に生じる現像液(廃液)がなく
また、フィルムが節約できるので環境に優しいです。

放射線の被爆量(ひばくりょう)は従来のレントゲン撮影に比べ
2分1から6分の1程度に低減でき体にも優しいのです。


IMG_0435.JPG IMG_0434.JPG
当院のデジタルレントゲン装置

現在行われている武蔵野市の健診では、パノラマレントゲンが撮影できます。
レントゲン撮影をすることで、骨の中や、歯の尖端の病気などが発見できます。
健診を予約されていない方はお早めに予約をお願いします。
10月中で終了となります。
35a.jpgのサムネール画像
パノラマレントゲン写真


デジタルレントゲンは、見たい部分を拡大できたり、濃度を調整出来たりします。
非常に便利です。

様々な場面でパソコンが当たり前になり、デジタル化がどんどん進んでいきますね。
機能を本当に使いこなすのも大変です。




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日本顎関節学会 学術講演を聞きに行きました

こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


10月18日の日曜日。
この日はものすごい、いいお天気でしたね。、
この日行われた日本顎関節学会主催の学術講演会を聞きに行きました。


学術大会総会(いわゆる学会)は年に1回行われ、
大学病院や市民病院の先生方が研究の内容や、珍しい症例報告を行いまが、
この日聞きに行った学術講演は、
臨床に即したテーマが多く明日の診療からすぐに役立つ内容が多く聞けます。
日本顎関節学会の主催で年に2回開かれています。



今回の講演の内容は、
①画像診断
②局所解剖
③人間学、患者学
④臨床的なエビデンスにもとずく顎関節症の診断と治療
でした。

①の画像診断では、顎関節症の区別しなければならない類似の疾患についてレントゲンやMRI
の画像を示しての講演でした。

②局所解剖は、顎関節周囲の神経、血管などの話でした。

③の人間学、患者学では、顎関節症が、歯科で扱う他の疾患(むし歯や歯周病)とはどのように違っていて診断ではどのような点に注意が必要かといった内容でした。

歯科の治療は外科的側面が強いのですが、
顎関節症は、内科的な側面も持っているという講演でした。

④では、ある大学病院の外来患者さんを症状や治療内容、治療結果に分類し統計的に結果を考察しており、症状に応じてどのような治療法を選択するのが最善かということが示されていました。
このように、治療内容を総括して、ある程度治療の有効性を示していることをエビデンスといいます。
このエビデンス(証拠)に基づいた治療を行うことは大切なことです。


昔の顎関節症はかみ合わせによるとされていて、大々的にかみ合わせを治すことが行われていましたが、現在は顎関節症の原因はいろいろな要因が重なって起こるとされており、かみ合わせの治療が必ずしも正しい選択肢とは言えません。

症例に応じて「この治療をすればこのような結果が出やすい」
といった事がわかってきています。

治療する場合は、常に新しいデータを頭に入れておかないといけない訳ですね。




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唾石症(だせきしょう)

こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は口腔外科の分野から唾石症(だせきしょう)についてです。

現在、武蔵野市の健診を行っています。
この健診ではパノラマレントゲン写真を撮ることができます。
10月で終了ですので申し込みをされた方は早めに受診しましょう。

その健診では、パノラマレントゲンを撮影できますので、
歯の異常以外に上顎洞の異常や、骨の中の異常、親知らずの状態など、
目には見えない部分の異常を発見できます。

その異常の1つに今日紹介する唾石症(だせきしょう)があります。


症例を見てみましょう。

下にパノラマレントゲン写真を示します。
左下に白い不透過像を認めます。(左右が逆になるので、向かって右下の白い丸が唾石です)
これは顎下腺に唾石(だせき)ができている像です。
40.jpg
唾石症は、顎下腺に好発しますが、
他の唾液腺にも出来ることがあります。

唾石の原因は不明ですが、唾液に含まれる無機塩の沈着により発生すると言われています。

症状としては、顎下腺が腫れたり、
唾仙痛(だせんつう)といって食事の時に唾液腺が痛くなったりします。

処置は、唾石の摘出あるいは唾液腺の摘出を行います。

この症例は唾石が左の顎下腺の中に出来ていますので、
顎下腺の摘出ということになります。
また、症状がない場合は、経過を観察することもあります。
しかし、見事な唾石です。



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インプラントの表面性状

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


昨日に続いてインプラントの分野から、現在使われているインプラントの種類についてです。
形態と表面性状について見てみます。

分類してみましょう。

形態について
①シリンダー型
②スクリュー型
現在は②のスクリュー型がほとんどです。
①のシリンダー型はほとんど使われないと思います。
IMG_6986.JPG
シリンダー型のインプラント

形態の主流は次に述べるスクリュータイプです。
メーカーによってスクリュータイプの表面の性質が異なります。




表面性状について分けてみると次の2つです。
①チタン系
②ハイドロキシアパタイト

大きく分けると①のチタン系と②のハイドロキシアパタイトです。
①のチタン系のインプラントはメーカーによりますが、
表面にいろいろな処理がされており、
骨との結合しやすくする工夫がされています。


②のハイドロキシアパタイトはチタンの表面にアパタイトがコーティングされており、
骨を誘導する能力がチタン系インプラントより高く骨との接合に必要な時間が短縮できたり、
骨の吸収が大きな症例にも有利です。

IMG_7121.JPG
アパタイトコーティングされたスクリュー型インプラント

現在は、インプラントといっても、数多くのメーカーがあります。
表面の性状もそれぞれのメーカーで違いがあります。
ただ、骨と接合しやすい構造にしようという意図は同じです。
スクリューのサイズや、形状、価格が安いものから高いものまで、メーカーによって特徴は様々です。

私は、チタン系のインプラントもハイドロキシアパタイトのインプラントも両方サーチフィケイトをもって
いますが、利点が多いのでハイドロキシアパタイト系のインプラントを使っています。


ハイドロキシアパタイト系のインプラントはチタン系に比べて
骨を誘導する能力に優れているので、
①条件が悪くても骨と接合する能力が高い
②抜歯と同時にインプラントを埋入するケースでも使用できる
③抜歯と同時にインプラントを埋入することで、治療期間の短縮が図れる

チタン系と比べて利点が多いと思います。











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インプラントの形態

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回はインプラントの分野からインプラントの形態がどのように変化していきたか
について書きたいと思います。

現在はスクリュータイプのインプラントが主流ですが、
以前は様々な形のインプラントが存在していました。

①ブレードタイプ

z.jpg
左下(向かって右下)にブレードタイプのインプラントが認められます。
当時は天然歯(自分の歯)とインプラントをつなぐことが許されていました。

現在では、天然歯とインプラントをつなぐことは絶対しません。
天然歯は歯根膜という膜を返して骨とくっついているのですが、
インプラントは骨とダイレクトに接合しますので、被圧変位が違うからです。


IMG_6993.JPG
除去されたブレードタイプインプラント


②サファイアインプラント

IMG_7056.JPG
サファイアインプラントのレントゲン写真

デジタルレントゲンではないので、
ちょっとレントゲンがわかりずらいのですが、
一番左側の歯に薄く棒状のインプラントが確認できます。


③シリンダー型インプラン

IMG_6986.JPG
シリンダー型のインプラント
現在は、ほとんどがスクリュータイプとなっています。


④スクリュータイプインプラント

IMG_7121.JPG
現在の主流。
スクリュータイプ


いろいろな形状のインプラントがあるのがわかりましたでしょうか?


インプラント治療は,進歩していると思います。

10年前はインプラントが単に骨と接合すれば良かったのですが、
現在は、高いレベルでの審美性が要求され、歯肉の形態までが言われるようになっています。

さらに治療に数カ月を要するので、
治療時間をいかに短縮して咬むことができるようにするかが焦点となってきています。







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ブログを書き始めて2カ月になりました

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


ホームページをオープンして、約2か月が過ぎました。
ブログは日曜と木曜以外は更新してきました。


読み返してみるといろいろ書いてきたなあと思います。

出来るだけやさしく発信したいと考えておりますので、
専門用語をやさしい言葉に直しながら、書いてきました。
この点は一番苦労しているところです。

最近は、ホームページを見て来院される患者さんも増えてきました。
本気で治療したい方が来院されています。


ネット上には歯科医院のホームページは気が遠くなるほどたくさんありますね。
私も、ホームページの原稿を書く際にいろいろ見てみました。
シンプルなものからかなり大々的なものまで多彩だと思います。
いろいろな情報が溢れていて選ぶ患者さんも大変です。


さくま歯科のホームページでは、
できるだけやさしく治療内容を伝えたいと考え原稿を書きました。

そして、私が一番いいなと思っているのは、「さくまブログ」です。
ホームページ本編で書けなかった内容や、診療室で質問を受けた事項などを
発信できます。新しい話題も提供できますし、とてもいいです。

結構頻繁に更新していますので、書く内容が無くなりはしないかと心配していましたが、
まだまだ、書きたりない感じです。

今後もいろいろと発信していきたいと考えておりますので
よろしくお願いします。


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歯垢の染めだし

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は歯垢(しこう)の染め出しについてお話します。

多くの方は歯科医院で歯ブラシの方法を指導されたことがあると思います。

当院では、歯科衛生士がブラッシング指導を行いますが、
その一環として歯垢の染め出しを行っています。

早速、症例を見ていきましょう。

IMG_6799.JPG
来院前に歯ブラシをしてきましたとの事でしたが、
下の前歯、左の上が染まっています。

苦手な部分だと思われますので、改善すべく衛生士が指導します。

もう1つケース見てみましょう。

IMG_7015.JPG IMG_7018.JPG
歯垢の染め出し前と染め出し後です。
きれいに見えても結構、歯垢が付いているのがわかります。

このように目に見える方法で実感してもらうことで、
今までの方法で磨けている所と、残っている所をわかってもらいます。
歯ブラシの方法を再確認して頂きます。

もうひとつ症例を見てみます。

IMG_7058.JPG
このピンク色に染まった部分を実際にブラシで落としてもらい、
どのような歯ブラシの動かし方で歯垢を落とせるか、
ご自身の感覚としてわかっていただけると良いかと思います。

実際、ご家庭で毎回染め出しをするわけにはいきませんから、
定期検診でチェックし、ブラシの方法が悪い所は改善すべきです

定期検診は重要です。







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抜歯後の骨髄炎!?

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は口腔外科の分野から骨髄炎についてです。

症例を見てみましょう。

他院にて抜歯をしてから痛みが止まらないという理由で来院されました。
抜歯は14日前だったとのお話でした。

初診時のパノラマエックス線写真です。

ll.jpg

右下の第二大臼歯(向かって左下)を抜歯したが、
それから右アゴが自発痛(何もしないで痛い)とのことでした。
レントゲンでは抜歯窩(ばっしか:歯を抜いた傷)は問題ありません。

慢性的に炎症があると、レントゲンでは、骨硬化像(こつこうかぞう)として白っぽくなります。

また自発痛の原因として手前の歯や上側の歯に虫歯があって歯髄炎(歯の神経の炎症)
であることもありますが、それもなさそうです。

口の中を見てみると

mm2.jpg
すでに歯肉があがってきており、治りは悪くなさそうです。


oo.jpg
抜歯後の治りが悪い原因に、ドライソケットや感染がありますが、それもありません。

tt.jpg
抜歯後4週間です。
軟組織があがってきて治りは問題なさそうです。
このケースでは抗生物質の内服で症状は無くなりました。

典型的な骨髄炎は、抜歯した歯より前方の歯をたたくと痛みが出たり、
しびれるような感覚(神経麻痺)が出現します。
骨髄炎の場合、抗生物質の内服が長期化することがあります。
確定診断は重要です。

確定診断をするには、CT検査やMRI検査を行って骨の中の状態をみて、
組織検査を行う必要があると思います。



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ガルバニー電流

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今日はちょっと変わった話をしたいと思います。
ガルバニー電流についてです。

私は刑事もののドラマが好きでよく見ます。
特に水谷豊扮する、杉下右京が名推理で事件を解決する「相棒」というドラマには
いろいろな話題が盛り込まれており、気にいっております。

そのドラマ「相棒」で、盗聴電波が受診できるようになった理由が虫歯の治療によるものである
という話がありました。
上下に異なった金属をつめてしまったために、
異なった金属が接触することで電波の受信機の役割をしてしまったという話でした。
異なった金属が接触すると発生するのがガルバニー電流です。


では、ガルバニー電流について見てみましょう。

口の中で異種金属が接触すると唾液あるいは歯質を介して電流が流れます。
これをガルバニー電流といいます。
ガルバニー電流によって歯の神経が痛むことがあり、これをガルバニー疼痛といいます。

これは電位差の大きい金属が使われていると起こることが多いとされています。

例えばアマルガム金合金が上下に装着されている場合、咬む度にこの金属同士が接触すると
発生することがあります。

IMG_6914.JPG
金合金のインレー修復

2c.jpgのサムネール画像
アマルガム修復

上に示した2枚の写真のように、
咬むことで異種金属が接触し、ガルバニー電流が発生するのです。
治す時に同じ金属で治すか、金属を使わない詰め物(ハイブリットセラミックやセラミック)
で治す必要がありますね。

メタルフリー修復(金属を使わないで治す)について詳しくはこちらを参考にしてください。



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歯内療法について

こんにちは。吉祥寺  さくま歯科 佐久間琢です。


今回は昨日に引き続き歯内療法(しないりょうほう)に関しての話です。

歯内療法とは神経の治療のことで
根の治療(根管治療:こんかんちりょう)と言います

根の治療と言われてもなかなかイメージしにくいと思います。

そこで、治療中、我々の視点では歯がどのように見えているかについて
根管治療(こんかんちりょう)の例を見てみましょう。


症例①

右上の前歯の治療です。
根の治療のために、前医で入れてある金属を除去しているところです。
真ん中を削って神経の部屋(歯髄腔:しずいくう)にアクセスします。
k.jpg

もっと近寄ってみるとこんな感じです。
l.jpg
真ん中に見える銀色のが金属の部分です。
これを除去して根管治療(こんかんちりょう)を行いました。



症例②

左下の大臼歯です。
むし歯が大きかったので、舌側の歯質はかなり無くなっています。
むし歯が大きいと、歯の原形をとどめていないのがわかると思います。
o.jpg

もっと近づくとこんな感じに見えます。
n.jpg
神経の部屋(歯髄腔)が3つあります。
黒く丸く見えるのが神経の部屋です。
手前に2つ奥に1つです。

治療する私たちにはこのような見え方をしているのですね。
みんなさんにはどのように見えたでしょうか?


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神経をとる(歯内療法)

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は歯内療法(しないりょうほう)の分野からです。
歯内療法とは簡単に言うと神経や根の治療のことです。

むし歯が深い場合、神経をとらないといけない場合があります。

神経を取った歯は
①硬くなるので、衝撃を加えると割れやすくなる
②変色する
③むし歯が進行してもわからないことが多い。
などの弊害が出てきます。

それに比べ、神経がある天然歯は
神経を取った歯に比べしなやかさがあります。
衝撃にも強いのです。
また、むし歯になっても痛みが出ますから歯に異常があることを教えてくれるのです。

神経はできるだけ保存すべきです。


しかし、神経を温存できるかどうかギリギリの場合もあります。
この場合、神経を保護する処置を行い、1~3カ月程度経過を見ます。
特に症状がなければかぶせ物をします。

症状が出なければ、神経を保存できますが、
かぶせ物をして、咬むことで症状が出ることもあります。
症状がでるようなら、神経をとらないといけません。

むし歯は小さいうち発見し処置すべきです。
むし歯が大きくなると神経を保存できなくなります。
そのためにも定期検診は重要ですし、何よりも日々の歯ブラシが大切になってきますね。


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乳児の外傷

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、口腔外科、小児歯科の分野から生後7カ月、乳児の外傷です。

早速、症例を見てみましょう。

子供の口から出血しているので診て欲しいとのことで受診されました。

mm11.jpg
上の唇には、上唇小帯(じょうしんしょうたい)があります。
その周囲から出血しています。

ll.jpg
下の歯肉からは、歯が萌出(ほうしゅつ:歯が生えてくること)しています。
この歯は上アゴの歯肉にぶつかって傷を作ってしまったようです。

切れている部分が大きいと縫合が必要です。


このケースは生後7か月ではちょうど歯が生えてくる時期ですが、
出生時、あるいは生後1カ月頃から歯が生えてくることがあります。
この歯は先天生歯(せんてんせいし)と呼ばれ、潰瘍を作ったり、授乳障害となることから、
抜歯を行うことがあります。

歯が生えてくる時期が早すぎたり、遅すぎたりすると弊害があるわけですね。






 


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直接つめるか?型を採ってつめるか?むし歯修復の方法!

こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、し歯治療(保存修復学)の分野からです。
むし歯修復は次の2つに分けられます。

①直接つめる治療
コンポジットレジン修復です。金属を使わないメタルフリー修復です。処置も1日で終わりますので、現在のむし歯治療のスタンダードです。材質もかなり改善されてきました。
コンポジットレジンについては、アマルガムとの比較を以前のブログでも書きましたのでご覧になってみてください。

②型を採ってつめる
インレー修復です。型をとって、仮のつめ物をして1週間後にインレーをセットします。
2回度の来院が必要です。口の外で模型にしてつめものを作るので、形態が上手く回復できます。
IMG_6914.JPG
写真はゴールドインレーでの修復です。
強度、安全性が高く、いい素材です。
審美的な修復には、ハイブリットセラミックスでの修復がよいと思います。

インレーの種類についてはいずれブログに書きたいと思います。

では、今回の症例を見てみましょう。


症例

左下の歯が欠けたので治してほしいとのことで来院されました。
25.jpg

患者さんには
①直接つめるコンポジットレジン修復
②型を採るインレー修復
両方の説明をしました。

①のコンポジットレジンによる修復を選択されましたので、治療開始です。
型を採る必要がないので1日で処置が終了できます。
35.jpg

コンポジットレジンでの修復は欠けた部分のみにつめて治します。
長所としては治療が1日で終わること、金属を使わないこと、
色調が天然歯に近いこと
が挙げられます。

インレー修復では、欠けた部分以外も削って型をとります。
この方法は、削る量は多いのですが、構造的には強くできます。
また、型を採って作りますので、形態の回復がしやすいという利点もあります。


それぞれの治療法の長所、短所を天秤にかけて、
治療法を選ぶ必要がありますね。




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麻酔の傷あと

こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は麻酔についてです。

むし歯を治す時にむし歯が深くて、
神経のある歯を治す場合、麻酔をします。

私は、電動の注射器を使っています。

IMG_0360.JPG

電動の注射器の利点は常に一定のスピードで麻酔液を注射できる点です。
表面麻酔と併用することで、麻酔時の痛みを少なくできます。
麻酔をする側の我々も、針を刺す操作に集中でき便利なアイテムです。

前置きが長くなりました。

本日のタイトルについてです。
症例を見てみましょう。

歯の痛みを主訴に来院されました。
右上の第二小臼歯(右上5番)が虫歯のため麻酔を行い処置しました。

写真は4日目の状態です。
歯は痛くないけど、違和感がするとのことです。

31.jpg
麻酔の針を刺した所が感染して腫れています。
内出血のあともあります。
違和感の原因は麻酔の傷あとだったわけです。

通常は、このようなトラブルなく経過しますが、
このように傷になると、通常、1週間もすればよくなります。

今回のように、むし歯の痛みが無くなっても、
麻酔の傷が処置後の違和感の原因になることがあります。




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歯の呼び方について

こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科  佐久間琢です。


歯科医院では、スタッフ間で、
「左上の7番から~」とか
「右下の1番が~」とか会話しているのを聞くことがあると思います。

そこで今回は、歯の呼び方について見てみたいと思います。

下の写真を見ると歯は上に14本、下に14本あります。
(親知らずは含まず)
合計で28本ということになります。
親知らずまで含めると32本ということになります。
余談になりますが、8020運動というのは、「80歳で20本は歯を残そう」ということです。

4.jpg 
3.jpg


上下の口腔内写真です。
上アゴも下アゴも14本をちょうど真ん中で左右に分割して、
手前(くちびる側)から奥(のどの方)にかけての7本を以下のように呼びます。

①中切歯 (1番)
②側切歯 (2番)
③犬歯 (3番)
④第一小臼歯 (4番)
⑤第二小臼歯 (5番)
⑥第一大臼歯 (6番)
⑦第二大臼歯 (7番)

と呼びます。

ちなみに親知らずは第三大臼歯(8番)です。

例えば、左側にある上の歯の犬歯は
左上3番(上顎左側犬歯)と呼ぶわけですね。




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