チタンインプラントの腐食 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

チタンインプラントの腐食

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回はインプラントの分野からインプラントの腐食についてです。

腐食とは、イオン化して金属が溶け出してしまう現象です。

予防処置に使うフッ素が問題となることがあります。

歯科医院でフッ素塗布に使う濃度は9000ppmとかなり高いものを使用します。

高濃度のフッ素を作用するとチタンが腐食するとの報告がありますので、

インプラント部へのフッ素塗布は避けた方がよいでしょう。

市販の歯磨き粉やクリーニングに使うペーストはフッ素の濃度が低いので

チタン腐食の心配がありません。500から1000ppm程度です。

安心して良いと思います。

はっきりしない部分も多いのですが、インプラント部へは高濃度のフッ素塗布は避け、

インプラントの腐食の問題も念頭に置いてメンテナンスする必要があります。

投稿日:2010年8月18日  カテゴリー:インプラント