歯周病が安定したら
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯周病が安定してからについてです。
歯周病の進行を示します。
正常→歯肉炎→軽度の歯周病→中等度の歯周病→重度の歯周病
歯肉炎や、軽度の歯周病であれば正常な状態まで回復が望めますが、
歯周病が中等度以上になると歯周病の状態を安定させて維持することが大切になります。
中等度以上の歯周病を有する場合、一連の歯周病治療が終了し、状態が一時的に安定した時、
メンテナンスに入ります。
定期的な歯石除去と毎食後の歯ブラシをキチンと出来ることが大変重要です。
歯周病が安定したら、定期的メンテナンスに努めましょう。
歯周病とバイオフィルム
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から、バイオフィルムについてです。
歯周病や虫歯の原因の1つに細菌があります。
細菌は、歯の表面に付着し塊になります。
この細菌の塊が膜になって抵抗性を示します。
これがバイオフィルムです。
歯ブラシでは除去出来ないので、歯科医院でクリーニングの必要が出てきます。
症例です。
左はクリーニング前の口腔内です。
着色と歯石がついています。
右はクリーニング後の写真です。
歯石と着色を取って歯面を研磨します。
定期的にクリーニングをかけましょう。
矯正治療後の骨吸収
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から矯正治療後の骨の変化についてです
症例です。
口腔内は歯肉も腫れていないし、問題なさそうでしたが、
歯周ポケットを検査すると4mm以上の歯周ポケットがたくさんありました。
歯周ポケットが4mmを越えると歯ブラシの毛先は到達しません。
自分でケアすることが困難になる訳です。
矯正治療では、力をかけて歯を動かすので、骨を溶かしてしまうことがあるのです。
気をつけないといけません。
矯正治療だけではなく治療が終了したら必ず定期的にチェックし、メンテナンスを行いましょう。
歯内ー歯周病変(しないししゅうびょうへん)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内歯周病変(しないししゅうびょうへん)についてです。
歯内歯周病変(しないししゅうびょうへん)とは、
根の先の病気と歯周病が同時に存在する病態です。
それでは症例です。
右下の奥歯が腫れたとのことで受診されました。
口の中を見てみると第二大臼歯の頬側の歯肉が風船のように膨れています。
レントゲンを見ると第二大臼歯の根の分岐部と周囲の骨が溶けて無くなっています。
ここまで進行すると歯の保存は難しくなります。
腫れたりするまでわからないことも多くしっかり定期検診で
レントゲン撮影を行いチェックすべきです。
武蔵野市の歯科健診と歯周病
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
8月からスタートする武蔵野市の歯科健診の検査項目から歯周病についてです。
申し込みはすでに始まっています。
新規の受付は500名です。
すぐに満席になることが予想されます。
健診では、全部の歯は検査しませんが、奥歯と前歯の一部をスクリーニング検査します。
気付かないうちに、歯石が付着し、着色して写真のようになっているかもしれません。
成人では約80%が歯周病になっていると言われています。
慢性的に経過すると、症状が出にくいものです。
知らないうちに進行しているかもしれません。
健診で早期に発見し、治療しましょう。
歯周外科処置
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、歯周病の分野から歯周外科処置についてです。
歯周外科処置とは、麻酔をして、歯肉を切って悪い部分を見えるようにして取り除く事を言います。
外科処置ですので、侵襲は大きいと言えますが、
人工骨や成長因子を使って、無くなった歯周組織をある程度再生できます。
歯周外科に移行する前に、歯周初期治療の結果を再評価します。
歯石除去(スケーリング・ルートプレーニング)と歯ブラシの成果を見る訳です。
再評価の結果、歯周外科処置が必要となれば行うことになりますし、
歯周外科処置を行わず、経過を観察する場合もあります。
成人の80%は歯周病と言われています。
慢性的に経過し、高度に進行するまでそのままということもあります。
定期検診を行い、歯肉の健康を考えないといけません。
歯周初期治療、スケーリング
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯周初期治療についてです。
歯周病の治療の流れです。
①まず歯周病の検査を行い現状を把握します。
治療前の効果を判定するために大切な検査です。
②次にブラッシングの指導です。治療しても普段のケアが大切になります。
正しいブラッシング方法、個人に合った磨き方をマスターする必要があります。
③歯石を除去し、歯ブラシをかけます。
④深い部分の歯石を除去します。
①~④のステップで治らない場合は歯周外科処置を考慮します。
次回は歯周外科処置いついて書きます。
歯周病の検査、歯周ポケット測定
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から、歯周病の検査についてです。
歯周病の検査では歯周ポケットを測定して、磨き残しのチェックを行い、さらに歯の動揺度(どのくらいグラグラか)を検査します。
歯周ポケットの測定は非常に大切です。
まず、最初の状態を把握することで、歯周病治療後の効果を判定できます。
改善されない部分は歯周外科処置を考えないといけない場合が出てきます。
歯周ポケットは、深さをミリ単位で計測します。
深さが3ミリを超えてくると歯ブラシの毛先が届かないとされており、深くなったポケット内を清掃できません。深部の歯石除去や外科処置を考えないといけません。
歯周ポケットを測定するプローブです。
先端にメモリがついていて測定ができます。
成人の約80%は歯周病になっていると言われています。
きちんと歯周病の検査を受けて歯肉の状態をチェックしないといけません。
悪くなっている部分は治療を行うべきです。
PMTCについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は予防歯科の分野からPMTCについてです。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaning の頭文字を取ったものです。
専門家にによる歯面の清掃を意味します。
13歳以上の日本人では90%が虫歯菌を保有しているとされています。定期的にPMTCを受けることは虫歯や歯周病の予防につながります。
PMTCは機械的に歯面を研磨してバイオフィルムというものを除去します。
バイオフィルムとは簡単に言えば、多糖類などのネバネバした所に細菌が入り込み複合体を形成したもので歯磨きでは除去できません。バイオフィルムの中で細菌が増殖しますから、バイオフィルムを除去することは非常に重要となるわけです。
PMTCは歯科衛生士が担当します。
フッ素入りペーストを使って歯面の再石灰化を促進します。
予防意識を高く持ち、定期的に受診し、歯石の除去、磨き残しのチェック、PMTCを行うべきです。
歯周病治療:FMDについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野からFMD(Full Mouth Disinfection)についてです。
FMDは抗生物質を内服しながら、口の中全体の歯石除去を行い、口の中から歯周病菌を減らすことを言います。
歯周病は歯周病菌が歯肉に感染して炎症を起こしていますので、抗生物質を内服して歯周病菌をやっつける事は有効です。そして、抗生物質を内服している間に菌の塊である歯石を一気に取りますので歯周病を細菌学的な側面からは治癒させることができると思います。
近年、歯周病と全身疾患との関連がわかってきています。血流に乗って歯周病菌が全身に散って行きますので、この点から考えても抗生物質の内服は有効です。
歯周病の要素としては、かみ合わせの要素も大きく関与していると思いますので、かみ合わせの調整もしないといけません。
保険診療では適応がありませんので、自費診療になります。
認知症と歯周病の関係
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
歯周病と心臓病、糖尿病、早産、脳梗塞など全身疾患との関連があることは以前からブログに書いています。歯周病予防の重要性はますます高まっているのですが、毎日診療していてもその重要性を本当に理解している方はまだまだ少ないというのが実感です。
予防歯科の重要性についてさらなる動機づけが必要だと感じます。
さて、本日のタイトル、認知症と歯周病の関係です。
私の愛読雑誌の1つに日経ビジネスがあるのですが、そこに載っていた記事をご紹介します。
歯が失われると認知症のリスクが高まるという記事です。
実際、30歳を過ぎると80%が歯周病になっていると言われています。以前から、8020運動といって、80歳で20本は自分の歯を残そうという運動が提唱されていますが、75歳以上の健常者で残っている歯の平均本数はわずか9本。
これが、アルツハイマー型認知症の場合ではさらに少なくなり3本になってしまうというのです。
残っている歯が少ないアルツハイマー型認知症患者の脳をMRIで撮影してみると大脳の容積や学習・記憶力えをつかさどる部分の神経線維の減少が見られるとの報告もあるそうです。
歯周病の予防は大変重要です。その人にあったブラシの方法、苦手な部分が必ずあります。
定期的に受診し、歯周病のチェック、歯ブラシのチェックを受けて悪くならないようにしないといけません。
今回にブログは日経ビジネス2010.1.25号の内容を参考にしています。
歯周病と女性ホルモンの関係③
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と女性ホルモンの3回目、
歯周病と更年期についてです。
更年期(40~55歳)になると、ホルモンのバランスが崩れて様々な不定愁訴(ふていしゅうそ)が見られることがあります。
これを更年期障害と言います。
更年期になると歯肉に痛みが出たり、灼熱感を訴えたり、味覚に異常を訴えたりすることがあります。
唾液の分泌が著しく減少すると口腔内乾燥症(ドライマウス)を訴えるのもこの頃です。
唾液は、抗菌作用、自浄作用、歯の再石灰化など重要な役割がありますが、これらの機能が期待できません。端的に言えば、歯周病や虫歯になりやすくなるということです。
歯の表面が着色し、歯石がついています。
定期検診を受診し、口の中の状況をきちんとチェックしないといけません。
写真のように歯石が付いている場合は、ブラッシングの再チェックと歯石を除去しクリーニングをかけなければなりません。
歯周病と女性ホルモンの関係②
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と女性ホルモンの2回目です
歯周病と妊娠についてです。
妊娠により歯肉に変化が起こります。ご存じでしたか?
また、妊娠期における歯肉の変化が生まれてくる赤ちゃんに大きな影響を及ぼすのです。
軽く考えてはいけません。
胎盤の発達に伴い、プロゲステロンとエストロゲンが産生され、このホルモンは歯肉溝でも増え、歯周病菌の増殖を招き少量のプラーク(歯垢)でも歯肉の炎症を起こしてしまう訳です。
妊娠した女性が喫煙したり、飲酒、ある種の感染症にかかっていると、早産児や、低体重児出産の可能性が高くなります。歯周病も胎児の健康を損なう1つの要因になるのです。
歯周病と全身疾患との関係については近年いろいろわかってきました。
歯周病も感染症の1つです。
妊娠した女性が歯周病にかかっていると、早産児や、低体重児を出産する確率は7.5倍になるというデータもあります。
妊娠中の安定期には歯科医院を受診し、クリーニングやブラッシング指導を受け、歯周病によるリスクを回避しなければばりませんね。
歯周病と女性ホルモンの関係①
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回から3回シリーズで歯周病と女性ホルモンの関係について書いてみたいと思います。
①歯周病と思春期
②歯周病と妊娠
③歯周病と更年期
の予定です。
本日は1回目、歯周病と思春期です。
思春期になるとプロゲステロンとエストロゲンという女性ホルモンの分泌が始まります。
プロゲステロンの量が増えるとちょっとした刺激で歯肉が反応するようになります。
例えば、少量のプラークで炎症反応が出て、歯肉が腫れ出血しやすくなります。
この場合の歯肉炎には女性ホルモンが関係していることから、思春期の男子には一般的に見られません。しかし、歯ブラシを怠ると思春期の男子も歯肉炎を起こします。
月経の始まる3,4日前に歯肉が腫れたり、出血することがあります。この場合、女性ホルモンの量が減少するにつれて症状も軽減します。
この時期の歯肉炎は定期的にメンテナンスして口の中の健康を保つ必要があるのです。
次回は歯周病と妊娠について書きます。
歯みがきは大切です。歯周病予防をしましょう。
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
昨年の武蔵野市の歯科健診では多くの方に受診して頂きました。
健診(検診)は非常に重要です。
虫歯や歯周病が進めば進むほど厄介になっていきます。
その健診の期間中に1年ぶりの受診された方がいらっしゃいました。
「1年間ほとんど歯を磨かなかったけど、健診の予約をしたから3日前から磨き始めたよ」
とのことでした。
口の中を見てみるとこんな感じになっていました。
歯肉ボコボコに腫れていて、歯の表面もプラークがたまりヌメヌメしています。
これではいけません。
早速、歯ブラシの指導を行いました。
歯磨きは大切です。
健診がきっかけとなり、治療が始まりました。
定期検診は大切ですよ。
どんなに歯ブラシが上手な方でもすると歯石は付いてきます。
歯周病が進行してくると厄介です。
3か月に1度はクリーニングを行い、普段の歯ブラシをチェックしましょう。
新年は新しい歯ブラシで!
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢
今回は歯ブラシの話です。
歯ブラシの選択は難しいと思います。
どのような歯ブラシを使うのが良いか?
フロスや歯間ブラシは使った方が良いのか?
いつ新しいブラシに交換したら良いか?
手磨きのブラシが良いか?
電動ブラシが良いか?
など多くの質問を受けます。
私自身は、どのようなブラシを使ってもいいと思いますが、
市販品よりは歯科医院専用のブラシの方が耐久性もあるし磨きやすいと思います。
一番大切なのは、どの歯ブラシを使えば良いかというより、正しい磨き方をマスターすることです。
人それぞれに口の中の環境が違います。
虫歯になりやすい人、歯周病になりやすい人、
歯の硬い人、柔らかい人、
歯の白い人、黄色い人、
など,その人に合った歯ブラシの方法があります。
さくま歯科では歯科衛生士が歯ブラシの指導を担当します。
歯ブラシの方法を再確認し虫歯や歯周病を予防をしないといけません。
写真は電動ブラシです。
最近は音波ブラシが主流です。
中でもソニッケアは良いです。
モード設定を行えて正しく使えば効率的に歯垢を除去出来ます。
手磨きのブラシです。
毛先の細いもの、ブラシの毛が柔らかいものや硬いもの、
歯ブラシのヘッドが小さいものなど多くの種類が存在します。
どのブラシが有効か歯科衛生士と相談しながら選ぶのが良いと思います。
新年は新しい歯ブラシで迎えられてはいかがでしょうか?
歯周初期治療(ししゅうしょきちりょう)について
こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯周初期治療(ししゅうしょきちりょう)についてです。
歯科医院に行くと、「歯石を取りますね」とか、「クリーニングをしますね」とか、
「歯ブラシの使い方を説明します」などと言われる事があると思います。
これは、歯周初期治療の一環なので、以下のような流れがあるのです。
それでは、歯周初期治療の流れを見てみましょう。
順番に見ていきましょう
①歯周病の検査
歯周ポケットを測定し、悪い部分を見つけます。
歯周病が進行している所は歯がぐらぐらしたり、歯肉から出血しますので、合わせて検査します。
②ブラッシング指導
磨き残しの染め出しを行い、実際の汚れを見て落としてもらいます。
染め出した所
この汚れを歯ブラシで落としてもらいます。
③スケーリング、ルートプレーニング
歯石を除去することをスケーリングといいます。
また、深い部分の歯石除去をルートプレーニングといいます。
歯石を除去して、正しいブラッシングで歯肉の状態を改善します。
超音波巣スケーラーや、手用スケーラーを使って歯石を除去します。
右の写真は歯石を除去した直後です。歯肉が赤くなり、腫れています。
歯石や歯垢の中には歯周病や虫歯の原因菌が多数存在しています。
プラークコントロールを始めましょう。
歯周病の原因菌と全身疾患
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
ついこの前まで、ドラマ古畑任三郎の再放送がされていましたね。
田村正和扮する刑事が名推理で容疑者を自供に追い込む展開のドラマです。
このドラマで、古畑任三郎が「Actinobacillus actinomycetemcomitansのことご存じですか?、歯周病の原因菌です」という台詞を盛んに使っていました。
ということで、今回は、歯周病の分野から、歯周病の原因菌についてです。
前回まで、歯周病と全身疾患について書きましたので、その原因菌についてです。
歯周病の原因菌は好気性菌(こうきせいきん)と嫌気性菌(けんきせいきん)とに分けられます。
好気性菌は空気が存在する歯周ポケットの外に存在し、
嫌気性菌は空気が存在しない歯周ポケットの中に存在します。
このように大きくわけると好気性と嫌気性に分けられますが、
嫌気性菌の中には二酸化炭素が存在すると、
好気性の条件でも発育するものもあります。
歯周病は、細菌の産生する毒素が原因で歯周組織が破壊され炎症が起こり進行していきます。
この細菌を減らして、体のもつ抵抗力で細菌をやっつける事ができないと進行してしまいます。
ちなみに、Actinobacillus actinomycetemcomitansは嫌気性菌です。
プラークには、虫歯菌や歯周病菌が相当たくさん存在しています。
正しいブラッシングでプラークコントロールを行い(プラークを減らすこと)
歯周病予防を行いましょう。
前回までに書いた心内膜炎や冠動脈疾患ので見つかっている菌は以下のとうりです。
心内膜炎で見つかっている菌
Porphyromonas gingivallis
Eikenella corrodens
Capnocytophaga種
Fusobacterium nucleatum
冠動脈疾患で見つかっている菌
Prevotella intermedia
Eikenella corrodens
Porphyromonas gingivallis
なんか今日は、横文字ばかりになってしまいましたね。
次回は歯周初期治療についてです。
歯周病と心疾患
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と全身疾患の3回目、歯周病と心疾患についてです。
①冠動脈疾患(動脈硬化)
②虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
③細菌性心内膜炎
について解説します。
①冠動脈疾患(動脈硬化)
動脈硬化や血栓の形成、血管狭搾(血管が狭くなること)により、
心臓を動かす筋肉に血液が供給不良となり起こります。
歯周病菌の産生する内毒素(ないどくそ)が血流に乗って心臓に達すると血管内で炎症性細胞が増え、血液凝固、平滑筋細胞の増殖、血管の脂肪変性を起こします。
②虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
心臓を動かす筋肉に血液が供給されないことで起こります。
心筋梗塞は冠動脈の壊死(ダメになってしまうこと)により起こります。
③細菌性心内膜炎
歯周病菌が血流によって心臓に達すると
心臓を覆っている膜や、弁を構成している弁膜に感染します。
病状が進んで、敗血症や弁膜の破壊が起こると心不全にいたります。
普段から歯周病に関心を持ち、予防に努める事が必要です。
まずは、歯周初期治療ということになります。
次回以降は、歯周病の原因菌、歯周初期治療について書こうと思います。
歯周病と糖尿病
こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と全身疾患の2回目、
歯周病と糖尿病の関係についてです。
糖尿病は、高血圧症などと並んで生活習慣病の1つとされています。
免疫機能が低下するので、感染に対して体の抵抗力が低下します。
歯周病は、口の中の細菌との免疫反応です。
すなわち、歯周病菌の感染に対して抵抗力が低下すれば歯周病が進行しやすい
ということです。
糖尿病ではなくても、体の抵抗力が低下すると、
口の中の細菌に負けてしまい、腫れてしまうことがありますよね。
糖尿病の方は感染に対して弱くなるのでなおさらです。(易感染性)
歯周病の治療が先か?糖尿病の治療が先か?
また、糖尿病が良くなれば歯周病もよくなるし、
歯周病が良くなれば糖尿病もよくなると言える訳ですね。
次回は、歯周病と心疾患についてです。
歯周病と口腔がんの関連
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と全身疾患、
歯周病と口腔がんについてです。
この報告を読んだ時はびっくりしました!!!
米国のロズウェルパークがん研究所(Roswell Park Cancer Institute:RPCI)の報告
を簡単に紹介します。
米国では喫煙率が減っているにもかかわらず、口腔がんが増加傾向にあるというのです。
喫煙や、飲酒はがんのリスクファクターですので、他に原因があるのではないかと考えた訳ですね。
そこで、彼らは歯周病の影響を検討してみたのです。
そうすると、歯槽骨(しそうこつ:歯を支えている骨)が1mm吸収(溶けてしまうこと)
するとがんの発症が4.36倍増加するという結果が出たというのです。
非喫煙者であっても歯周病により口腔がん発症率が増加するという結果がでたので、
歯周病が癌のリスクファクターというわけです。
歯周病の有無とがんの分化型(※注釈を参照)との関連を検討した結果、歯周病のある人はない人よりも有意に低分化型のがんが多いことが示されました。
すなわち、歯周病の患者さんは悪性度の高い癌になることがわかったのです。
この報告からもわかるように
普段から口の中に関心を持ち歯周病予防に努めることは大切というわけです。
舌がん
次回は歯周病と糖尿病の関係についてです。
※注釈※
腫瘍とは出来そこないの細胞が無秩序に増加することです。
この出来そこないの度合いを分化度と言います。
分化度が低いとは未熟な細胞を意味します。
すなわち分化度が低いことは悪性度が高いということなのです。
歯周病と全身疾患
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と全身疾患いついての総論です。
①口腔がん
歯周病が口腔癌のリスクファクターになっているという報告があります。
この報告を読んだ時は私も、本当にびっくりしました。
②糖尿病
歯周病は口腔内の細菌と体の免疫反応の結果です。
糖尿病により、体の抵抗力が低下すると歯周病が重症化します。
逆に糖尿病が上手くコントロールされると歯周病も改善してくるとも言えます。
③心疾患
心内膜炎、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化で、歯周病の原因菌が確認されています。
口腔内から、血流にのって細菌が流れ、悪さをするわけです。
歯周病予防には正しい歯磨きの方法をマスターすることが必要です.。
定期的に受診し、歯ブラシの状況をチェックすべきです。
次回以降、①②③について詳しく書いてみようと思います。
歯垢の染めだし
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯垢(しこう)の染め出しについてお話します。
多くの方は歯科医院で歯ブラシの方法を指導されたことがあると思います。
当院では、歯科衛生士がブラッシング指導を行いますが、
その一環として歯垢の染め出しを行っています。
早速、症例を見ていきましょう。
来院前に歯ブラシをしてきましたとの事でしたが、
下の前歯、左の上が染まっています。
苦手な部分だと思われますので、改善すべく衛生士が指導します。
もう1つケース見てみましょう。
歯垢の染め出し前と染め出し後です。
きれいに見えても結構、歯垢が付いているのがわかります。
このように目に見える方法で実感してもらうことで、
今までの方法で磨けている所と、残っている所をわかってもらいます。
歯ブラシの方法を再確認して頂きます。
もうひとつ症例を見てみます。
このピンク色に染まった部分を実際にブラシで落としてもらい、
どのような歯ブラシの動かし方で歯垢を落とせるか、
ご自身の感覚としてわかっていただけると良いかと思います。
実際、ご家庭で毎回染め出しをするわけにはいきませんから、
定期検診でチェックし、ブラシの方法が悪い所は改善すべきです。
定期検診は重要です。
歯の呼び方について
こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
歯科医院では、スタッフ間で、
「左上の7番から~」とか
「右下の1番が~」とか会話しているのを聞くことがあると思います。
そこで今回は、歯の呼び方について見てみたいと思います。
下の写真を見ると歯は上に14本、下に14本あります。
(親知らずは含まず)
合計で28本ということになります。
親知らずまで含めると32本ということになります。
余談になりますが、8020運動というのは、「80歳で20本は歯を残そう」ということです。
上下の口腔内写真です。
上アゴも下アゴも14本をちょうど真ん中で左右に分割して、
手前(くちびる側)から奥(のどの方)にかけての7本を以下のように呼びます。
①中切歯 (1番)
②側切歯 (2番)
③犬歯 (3番)
④第一小臼歯 (4番)
⑤第二小臼歯 (5番)
⑥第一大臼歯 (6番)
⑦第二大臼歯 (7番)
と呼びます。
ちなみに親知らずは第三大臼歯(8番)です。
例えば、左側にある上の歯の犬歯は
左上3番(上顎左側犬歯)と呼ぶわけですね。
喫煙と歯周病
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今日のテーマは喫煙の影響についてです。
1.喫煙と歯周病
喫煙は歯肉にとって悪影響を与えます。
以下の4つの影響があると思ってください。
①ニコチンの血管収縮作用
血管が細くなれば、血流が悪くなります。
血液量が減るので、酸素や栄養が欠乏し、
老廃物の除去がうまくいかなくなります。
②歯肉の線維化(せんいか)
喫煙により歯周病のサインである出血などの症状が出にくくなり、
歯周病が重症化し手遅れになりやすい事があります。
③白血球機能の抑制
細菌に対する白血球の機能が抑制され防御機能が低下します。
歯周病は歯肉溝で起こる細菌と体の免疫との攻防なので、
免疫機能の低下は歯周病になる確率を高めます。
④歯肉の修復機能に対する悪影響
歯周病治療に必要な線維化細胞の働きを抑えるため
治療に対する反応が悪くなります。
喫煙している方は、写真のように歯肉が黒っぽくなります。
他にも、喫煙により血流が悪くなるためインプラント手術や、
抜歯後の傷の治りが悪くなります。
喫煙は歯肉に様々な悪影響を及ぼすのです。
口臭について
こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口臭についてです。
口の中が原因と思われるものは6つ程考えられます。
原因
①口腔内の清掃不足
②歯周病
③虫歯
④舌苔
⑤義歯の汚れ
⑥口呼吸
⑦唾液分泌量の低下
それぞれについて簡単に解説します。
①口腔内の清掃が不足すると、プラークが貯まり口臭の原因となります。
プラークは細菌の塊です。
②歯周病になると、歯肉が腫れて、歯周ポケットを作ります。
口腔内にプラークや歯石が存在すると、細菌が増殖し、口臭の原因となります。
③大きな虫歯になると、そこに食べ残しが貯まり、臭いの原因になります。
④舌の表面に上皮のはがれたものや、細菌の死骸などが堆積し、これが口腔内細菌により分解されると臭いの原因となります。
⑤食後に義歯を洗わないと、たくさんの食べ物の残りが付着し、臭いの原因となります。特に義歯を不潔にすると、カンジダの繁殖を招き口臭以外にもトラブルを引き起こします。
⑥口呼吸により、口腔内が乾燥すると、細菌が繁殖し臭いの原因となります。
⑦唾液の分泌量が減ると、唾液のもつ、殺菌作用、清掃作用が低下し細菌の繁殖を招いてしま います。
プラークコントロールをして、口腔内を清潔に保ち、
唾液の機能を低下させないことが大切です。
べったりと歯石とプラークが付着しています。
ブラッシング指導の後、歯石を除去します。
歯石の下は、こんなに歯肉が腫れています。
毎日のブラッシングと、定期的な歯石除去で口臭を予防しましょう。
他の原因として、蓄膿症、扁桃腺炎などの耳鼻科疾患、重度の胃潰瘍などの消化器系疾患、腸内の悪玉菌の増加などがあります。
また、自臭症といって、実際は臭いがないのに、口臭がしていると錯覚してしまう場合もあります。
電動ブラシについて
こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。
今回は電動ブラシについての話です。
現在、たくさんの種類の電動ブラシが流通していますが、
どのような基準で選んで良いのか悩んでいる方も多いと思います。
①超音波ブラシか?それとも、音波ブラシか?
超音波がいいと思いがちですが、汚れの除去効率から考えて音波ブラシを選ぶべきです。
現在は音波ブラシが主流です。
②値段
価格の安いものより高い方が高性能です。やはり、値段に比例すると思います。毎日使うものですので高いからというよりは、効果を考えて選ぶのがよいでしょう。
いろいろと総合して考えると、フィリップスのソニッケアーがお勧めです。
ソニッケアーにもグレードがあるのですが、
当院ではフレックスケアR980(歯科医院専用)を販売しております。
毎分約31,000回の超高速振動と大きなブラシの振れ幅でプラークを除去できます。
磨き方のモードも選べますし、2つのサイズのブラシヘッドがあり様々な磨き方に対応できます。
ブラシを持ち歩く専用ケースが付属しています。
携帯充電器は海外旅行でも使えるマルチ電圧(100V-240V)です。
このフレックスケアは旧シリーズより持ちやすく、
交換ブラシが安く買い替えできるのも魅力です。
購入しても正しい使い方が重要です。
正しい使用方法は歯科衛生士が説明いたします。
ちなみに、私は電動はソニッケアー、
手磨きは、DENT.EXシステマとドクターBeeの3種類を使っています。





