さくまブログ

顎関節症のMRI検査

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症のMRI検査についてです。

関節円板の正確な位置の把握にはMRIが有効です。

関節円板の位置が確定診断ができますし、関節円板の変形の様子、
下顎頭の骨髄信号など得られる情報が多くあります。
もちろん、顎関節症以外の類似疾患の除外にも大変有効です。

顎関節症の診断は除外診断が大原則です。

病態の把握が必要な顎関節症はMRIの撮像を考えるべきです。
お033.jpg
顎関節のMRIです。
T2強調画像で関節内貯留液の様子がはっきりわかります。






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顎関節症のゴール

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症のゴールについてです。

顎関節症は病態がある1点に収束する疾患とされています。
適応変化がおこると病態が安定してしまうのです。

顎関節症の3大症状には開口障害、関節雑音、疼痛があります。

このうち関節雑音については病態が様々で雑音消失が難しい場合も多くあります。

よって、痛みがなく口が大きくあけられるという状態、
すなわち、日常生活に支障がない程度の症状が一定のゴールになると思います。

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ブラキシズムから歯を守る(歯ぎしり)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は、顎関節症の分野から、ブラキシズムから歯を守るに関してです。

ブラキシズム(歯ぎしり)に関してはわかっていない事が多くあるのが実情です。

臨床では対症療法が主体となります。
ブラキシズムを止めるのではなく、
ブラキシズムによって起こる有害な事象に対し対策を講ずる訳です。

スプリントを入れることで、歯と歯が直接擦れてしまうのを防ぎます。

左の写真がスプリントです。赤い点で示すように全部の歯があたるように調整します。
IMG_7188.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像 IMG_7189.JPGのサムネール画像
右の写真がスプリントを装着した所です。

歯ぎしりをしてもスプリントが減ってくれるので、歯を守ることができると思います。








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顎関節症の閉口障害(へいこうしょうがい)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から閉口障害(へいこうしょうがい)についてです。

閉口障害とは口が閉まらなくなることです。

顎関節が脱臼して閉まらなくなる場合や、
関節円板が後ろに位置してしまうために口が閉じないといった場合があります。

習慣性に顎関節が脱臼する場合は、関節円板が関連する場合筋肉が原因する場合があり、
関節脱臼の原因をつきとめないといけません。

円板の後方転位には顎関節の洗浄療法が奏効する事が多く早期での上関節腔洗浄療法が有効とする報告があります。

閉口障害についてはMRIにより精査を行い対処する必要があると思います。







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開口量について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、開口量についてです。

顎関節症を考える上で開口量は大切な概念です。
開口障害、疼痛、雑音が3大症状とされています。

簡単に開口障害を判断するのに3横指が入るかどうか確認してみてください。

計測には開口測定器を使用します。
IMG_9350.JPGのサムネール画像
開口量35mmが一つの目安になります。

開口量が35mmを超えてくると開口障害が改善傾向だと判断できます。






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歯は消耗します(咬耗:こうもう)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、歯の消耗についてです。
歯がすり減ってしまう事を咬耗(こうもう)と言います。

咬合力や、唾液など口腔内は過酷な環境に置かれています。

症例を見てみましょう。

歯の中央が凹んでいて黄色くなっています。
表面のエナメル質がすり減って象牙質という下の層が見えています。
547.jpg
さらに真ん中の歯にはクラックが走っています。

このように天然の歯も消耗していく訳です。
この事は当然、かぶせた歯にも言えます。

定期的なチェックが必要です。

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顎関節症の開口練習

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の開口練習についてです。

開口練習は大きく分けて3つの方法があります。
診断によって動かし方が違います。
何でも良いという訳ではありません。
まずは診断を受ける必要があります。

①ストレッチ
顎関節を動かす筋肉が障害された場合に行う練習です。
顎関節症I型が適応となります。

②円板整位運動
前方へ転位した関節円板を正常な位置に直す運動です。
顎関節症IIIa型が適応になります。

③下顎頭可動化訓練
前方に転位した関節円板によって生じた関節の可動制限を少なくする練習です。
顎関節症IIIb型が主な適応となります。

顎関節症についてはタイプがありますので詳しく見たい方は本編もご覧ください。




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関節雑音について(顎関節症)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から関節雑音についてです。

関節雑音には、雑音を消す事ができる場合消せない場合があります。

ポイントは2つです。

①時間
関節雑音が出現して3ヶ月以内は消せる場合が多くあります。
3ヶ月を経過すると適応変化が起こる確率が高く、関節雑音を体が許容してしまうからです。

②円板整位顎位(えんばんせいいがくい)
下顎を前方に出して咬んだときに関節雑音が鳴らなれば関節雑音が消せる可能性が高いです。
このようなケースでは円板整位運動で雑音の消失を図ります。

消せない関節雑音消せる関節雑音かは診察を受けてみるべきです。




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顎関節症の開口測定器について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から開口測定器についてです。

顎関節症の大きな症状として痛み、開口障害、関節雑音が挙げられます。

開口障害の目安として開口量がどのくらいかというのを目安にします。
35mmが一つの目安になります。
セルフチェックするなら指3本分が入れば問題ないと思います。

写真は開口測定器です。
IMG_9350.JPG
三角形の定規です。
これを使って開口量を測定している訳です。

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顎関節症とⅡ級咬合

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症とⅡ級咬合についてです。

Ⅱ級咬合とは、上顎に比べ下顎が相対的に後退していることです。
下顎が小さいこと、要するに下顎前突の反対と考えてください。

私の勝手な実感ですが、顎関節症にはⅡ級咬合が圧倒的に多い気がします。

Ⅱ級咬合は顎関節だけではなく様々な弊害を引き起こします。
注意しないといけません。



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小児の顎関節症における運動療法

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症小児歯科の分野から小児おける運動療法についてです。

小児の関節雑音についての運動療法があります。

小児は歯が交換する時期のために咬み合わせが安定せず、
関節雑音や疼痛が出現することがあります。

運動療法が有効な場合があります。

成人における運動療法については、これまでいくつか紹介しました。
下顎頭可動化訓練円板整位運動です。

しかし、小児にはなかなか理解が難しいです。
そこで行われているのが舌を回す方法です。

唇を閉じた状態で、舌の先端を前歯と唇の間に持って行き、舌の先端を前歯の唇側を
なめるように動かします。左回りと右回りを繰り返します。

この動きによって顎関節が動きますので、運動療法としての効果が期待できます

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顎関節症のレントゲン検査

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症とレントゲン検査についてです。

診療所で撮影できる代表的な2種類について見てみましょう。

顎関節を4分割した写真です。
左右の開閉口時の状態を写しています。
もみやま2.jpg
開口量下顎頭の状態などが診査できます。

パノラマレントゲン写真
顎関節だけではなく全体の状態を診査するのに有効です。
459.jpgのサムネール画像
顎関節症では顎関節症以外の疾患との鑑別が非常に重要ですので、
パノラマレントゲン写真はとても重要です。

レントゲン検査は非常に大切な訳です。


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下顎骨隆起と歯ぎしり(くいしばり)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から下顎骨隆起と歯ぎしりについてです。

寝てる間や、日中無意識のうちに上と下の歯を接触させたり、ギュッと噛みしめたりすると
歯やそれを支える歯周組織に変化が現れます。

症例です。
咬む力が強いと下顎の骨の内側にふくらみができる事があります。
これは骨隆起と言って、反応性にできるもので悪いものではありません。
558.jpg
悪性腫瘍などの悪いものとは違います。
義歯の装着や、ブラッシングの邪魔になる場合は除去しないといけません。

咬む力が強くかかっているというサインです。
他に口腔内に機能的な変化がないかよく診ないといけません。
咬合力のコントロールが必要です。











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顎関節症の治療について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の治療についてです。

前回は顎関節症の診断について書きました。
今日は治療法に関してです。

症型や、発症からの経過などによって治療の介入時期が違って来ます。

顎関節症の病態はある1点に収束します。
セルフリミッティングな疾患と言われています。

代表的な治療法は以下のとおりです。
①スプリント療法
②運動療法
③薬物療法
④パンピングマニュプレーション・洗浄

不可逆的な治療法は避け、可逆的な治療法を選択すべきとされています。

どのような治療法を組み合わせるかは症状に応じて選ばないといけません。
まずは診察を受けて現状の病態を把握しましょう。











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顎関節症の診断

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の診断についてです。

顎関節症は鑑別疾患が重要です。
まず、顎関節症それ以外の類似疾患を鑑別します。

顎関節症以外の病気が否定されて初めて顎関節症と診断され、
症型の分類を行います。

2軸診断と言って心理社会的要因生物学的要因の2つも診断しないといけません。

顎関節症の症型5つに分かれていて、
この5つを診断する事で治療法が決まって来ます。

過去に顎関節症の治療経験がある患者さんの話を聞いていると
すぐにスプリント、かみ合わせの治療、矯正と言われているケースもあります。
基本的にはまず病態の診断を行わなければいけないと思います。

顎関節症の症型や、発症してどのくらい経過しているかなど状況によって
治療方針が違ってきます。

まずは病態を把握しないといけません。



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顎関節症と年齢

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、顎関節症と年齢についてです。

年齢により治りやすさが違うというのが私の実感です。
(年齢によるエビデンスはないのですが、、)

特に関節雑音については年齢が若いほど消失しやすい傾向にあると思います。
若い方が体の治療に対する反応がよいのだと思います。

関節雑音については消える音と消せない音があり、
主には運動療法スプリント療法の組み合わせが用いられます。

年齢に関わらずいず早めの受診が良いと思われます。
気になる症状は診察を受け、現在の病態説明を受けるべきです。

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顎関節症と適応変化

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症と適応変化についてです。

顎関節症は症状が出現してから早い段階で対策を立てることが大切です。

症状が出現して時間が経過すると病態がある1点に収束してしまい、
正常な状態には戻りにくくなります。

正常ではないのだけれども体が日常生活であまり負担にならない状態を受け入れてしまう訳です。
適応変化するという事です。

次回は顎関節症と年齢についてです。


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歯ぎしりから歯を守る

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から歯ぎしりから歯を守るについてです。

歯ぎしりは、起きている時、寝ている時いずれも発生します。

起きている時は自覚することである程度の対処は可能ですが、
問題は寝ている時です。


咬む力はかなり強力で、咬む力をコントロールしないといけません。
そのままにしておくと歯に亀裂が入ったり、すり減ったりします

夜間の歯ぎしりがひどく、歯全体がすり減って直線的になっているのがわかります。
261.jpg


神経のない歯は歯根破折の危険性も高くなります。
306.jpgのサムネール画像のサムネール画像
歯根破折のレントゲンです。
縦方向に割れているのがわかります。

スプリントの装着で対策を立てるべきです。

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第24回日本顎関節学会に参加しました

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は第24回顎関節学会に参加したので報告したいと思います。
第2回アジア顎関節学会も併催されていました。

7月23日、24日の2日間、 広島で行われました。

顎関節症の診査・診断
運動療法、スプリント療法、薬物療法TCHの是正などたくさんの話題が議論されていました。

薬物療法については有効であるが、保険適応がなく処方できないなどの問題点も指摘されていました。

海外からの演題では、地域による顎関節疾患の違いがありました。
マレーシアやタイなどでは外傷が多いためか、強直症の手術症例について多く発表されていました。

オーストラリアからはファンクショナルMRIを使っての研究などが紹介されていました。
このような報告は日本からも出ています。だいぶ日本に近い感じです。


顎関節症関連の分野については来月テーマを取り上げてみたいと思います。




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開口障害の原因

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、開口障害の原因についてです。

開口障害とは口が開かなくなることを言います。

原因は大きく分けて2つです。
①関節円板が原因の場合
関節円板の位置異常によって関節の可動域が小さくなります。
関節円板の障害を取り除かないと口が開きません。

②筋肉が原因の場合
アゴの関節を動かす筋肉に障害が起きています。
筋肉を伸ばす開口練習や、歯牙接触癖などの是正が必要となります。


原因が筋肉なのに関節円板に対する治療をしていてもダメということです。

口が開かない原因を判断し対症方法を考えないといけません。

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口腔顔面痛と歯の痛み

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から口腔顔面痛と歯の痛みについてです。

神経を取ったのに歯の痛みがなくならなかったり、
長期間に及ぶ根管治療は歯が原因ではない可能性があります。

長引く歯の痛みは非歯原性歯痛と言われます。
(歯が原因ではない歯の痛み)

非歯原性歯痛は8つに分類されます。
①筋・筋膜性歯痛
②神経血管性歯痛
③心臓性歯痛
④神経障害性歯痛
⑤上顎洞性歯痛
⑥特発性歯痛
⑦精神疾患による歯痛
⑧その他の様々な疾患により生じる歯痛

いくつか見てみましょう。

①筋・筋膜性歯痛
側頭筋や咬筋に障害が起こると、上顎や下顎に臼歯部に痛みが出現することがあります。
これを関連痛と言います。

②神経血管性歯痛
片頭痛や群発頭痛に代表されます。
群発頭痛は一番後ろの臼歯の痛みとして認識されることも多く注意が必要です。
群発頭痛には周期があり、かなりの激痛が生じます。

④神経障害性歯痛
三叉神経痛帯状疱疹性の歯痛です。
 
⑤上顎洞性歯痛
急性の上顎洞炎などです。歯が原因ではなくても上顎洞に炎症が波及する事で起こります。

歯の痛みかと思っていても他に原因がある可能性があるという訳です。
長引く歯痛は他の原因がないかどうか良く考えないといけません。



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歯牙接触癖(しがせっしょくへき)と顎関節症

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から歯牙接触癖と顎関節症についてです。

歯牙接触癖(TCH:Tooth Contacuting Habit)は、普段から上下の歯を弱い力で接触させたり、
強い力で噛みしめたりしている癖のことで、顎関節症に大きく関連しています。

歯牙接触癖を是正することが顎関節症の改善にとっては非常に重要となります。

舌を見て、歯の圧痕がついていたり、頬粘膜に歯の圧痕がついていたりします。
このような方は歯牙接触癖を持っている可能性が高いと思われます。
日中、歯を食いしばったり、弱い力で接触させていないか観察してみてください。
写真は頬粘膜の圧痕です。
IMG_7686.JPGのサムネール画像  

顎関節症ではスプリント療法を行うことも多いのですが、
歯牙接触癖があるとかえって顎関節症を悪化させてしまいます。
注意が必要です。

気になる症状は受診してみるべきだと思います。



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睡眠時ブラキシズムの弊害(夜間の歯ぎしりの弊害)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野からブラキシズムの弊害についてです。
(ブラキシズム≒歯ぎしりと考えてください)

睡眠時ブラキシズムは歯科の臨床で様々なトラブルを引き起こします。
3つ見てみましょう
①歯根破折
咬む力がかかることで歯が割れてしまいます。
306.jpgのサムネール画像
破折する歯は圧倒的に神経を取った歯が多いです。

②ポーセレンの破折
セラミックは硬いために不用意に大きな力がかかると割れる事があります。
治したかぶせ物にも注意が必要です。

③歯の咬耗
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歯と歯がこすれることで、表面のエナメル質が欠けてしまいます。
歯が平らになってしまう事が多くあります。
このケースでは犬歯に亀裂、第一小臼歯にはくさび状欠損も見られます。
歯にかなり大きな負荷がかかっていることがわかります。



前回も書きましたが、ブラキシズムは止めることは出来ないので、
ブラキシズムで生じる大きな咬合力を上手に逃がさないといけません。




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ブラキシズム(歯ぎしり)は止められるか?

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、「ブラキシズムは止められるか?」についてです。

以前、ブラキシズムは咬みわせが原因で発生すると考えられていましたが、
現在では、生理的な活動であることが分かっています。

結局は止めることは出来ないので、
ブラキシズムによって発生する力を上手くコントロールするようにしないといけません。

咬合力のコントロールにはスタライゼーション型のスプリントが有効です。
IMG_7313.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像
スタビライゼーション型スプリント

夜間装着し、歯ぎしりに備えます。


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痛みの評価方法(VASについて)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から痛みの評価方法についてです。

顎関節症における痛みの評価には通常VAS(:Visual Analog Scale)を用いるのが一般的です。

10cmの直線状にマークをつけてもらい、定規で何ミリかを数えます。
dm32.jpg
マークが最も強い痛みに近いほど痛みの程度は強いことになります。
毎回、VASを測ることで痛みの変化が経時的にわかるのです。

痛みは主観的なものですので、VASもどこまで頼りになるかは意見の分かれる所です。










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睡眠中の歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は睡眠中の歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)についてです。

歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)の割合に関して、
ある報告によると小児で10~20%、成人で5~8%、高齢者で2~3%と言われています。

このデータだけ見ると、歯ぎしりは年を重ねるごとに低くなっていると言えます。
私の印象では、臨床的にはもう少し多いかなと思います。

前回、前々回と歯ぎしりについて書いていますが、
歯ぎしりは臨床で様々な弊害を引き起こします。

写真は夜間装着するスプリントです。
IMG_7317.JPGのサムネール画像
気になる症状がある場合は対策を立てるのが良いと思います。










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睡眠時無呼吸症候群とブラキシズム(歯ぎしり)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は睡眠時無呼吸症候群とブラキシズム(歯ぎしり)についてです。

ブラキシズム(歯ぎしり)では歯を守るためにスプリントを装着する事があります。
IMG_7317.JPG
ある研究によるとスタビリゼーション型スプリントの装着
ブラキシズムの減少が認められるが、しばらくすると
ブラキシズムは元に戻るという報告があります。

似たような装置を使う場合に睡眠時無呼吸症候群があります。

睡眠時無呼吸症候群で使用するスリープスプリントは
ブラキシズムを減少させるという報告があります。
IMG_8412.JPGのサムネール画像
上の写真は睡眠時無呼吸症候群で使用するスプリント。
上下に装着するのでスタビリゼーション型スプリントとは形が違います。

ブラキシズム(歯ぎしり)をなくすことなできません。
歯ぎしりがひどい場合はスプリント装着で歯を守ることが必要かもしれません。


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歯ぎしりに対する考え方の変化

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から歯ぎしりに対する考え方の変化についてです。

昔は、かみ合わせが原因で歯ぎしりが起こるとされていました。

現在では研究が進み、
歯ぎしりは睡眠中の中枢神経の活動にとって引き起こされる事がわかっています。
現段階では歯ぎしりは止めようがないわけです。

歯ぎしりによって発生する力が、歯に悪さをするので、
歯ぎしりから歯を守るようにするのが考え方です。

歯を守るにはスプリントが多用されています。
歯と歯がぶつかり消耗するのを防いでくれるのです。
IMG_7313.JPGのサムネール画像のサムネール画像
写真はスタビライゼーション型スプリントです。
夜間に装着し歯を守ります。

歯ぎしりは様々な弊害を引き起こします。
気になる場合はスプリントの装着がよいと思います。


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顎関節症:間欠的クローズドロック

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から間欠的クローズドロックに関してです。

間欠的クローズドロックとは、一時的に顎が引っ掛かり、開口できなくなる病態です。

食事時や起床時に引っ掛かり口が開かなくなることが典型的です。

間欠的クローズドロックは放置すると常に顎が引っ掛かった状態に移行します。

日常生活に支障がなくても、症状があるなら直ちに治療した方が良い状態です。
改善を図らなければなりません。

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顎関節症の関節雑音:消える音と消えない音

こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から関節雑音の消える音と消えない音についてです。

関節雑音の正体関節円板の位置異常によります。
消せる雑音とは、関節円板が正常な位置に戻ることを意味しており、
雑音が鳴り始めて3カ月以内は消える可能性が高いです。
また、年齢も若いほど雑音が消せる確率は高いと思います。

一方、消せない雑音は、雑音が始まってから時間が経っている場合です。
関節円板が位置の異常を起こしていても、
体が適応変化を起こしてしまうとなかなか元には戻りません。

顎関節症にはタイプがありますので、気になる症状は診察を受けましょう。

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顎関節症の開口障害

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の開口障害についてです。

開口障害の原因は2つです。(開口障害:口が開かなくなること)
①筋肉によるもの
②関節円板によるもの

それぞれ見てみましょう

①の筋肉によるものは、口を開け閉めする筋肉が硬くなってしまい、筋肉が伸びなくなってしまう場合に起こります。ストレッチをして筋肉を伸ばす必要があります。また、日常生活で、くいしばりや歯牙を接触させる癖がある場合はやめるように心がけます。

関節円板によるものは、関節円板が前方に転位したりして位置の異常を起こす事で、
顎の関節がひっかっかってしまい口が開かなくなります。
この引っ掛かりを治さないと口が開くようになりません。

口が開かない原因によって対処方法が違います。
診察を受けてどのようなタイプか判断しないといけませんね。

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顎関節症と矯正治療

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症と矯正治療についてです。

さくま歯科には専門医の治療を求めて、
多くの方が顎関節の症状を主訴に受診されます。

最近、多いのは、矯正治療に絡んだ顎関節症のセカンドオピニオンです。
セカンドオピニオン:別の医師の意見を求めて2件目、3件目の医院を受診すること)

一番多い主訴
「あなたは顎関節症です。咬み合わせが悪いからかみ合わせを治おす必要がある。そのためには矯正か、かぶせ物をして咬み合わせをなおさないといけません。」と言われたが、本当にそのようにすべきか?いうものです。

「顎の位置を治すために24時間マウスピースをしなさい。」
と指導されたというのもありました。
めちゃくちゃです。

咬み合わせ(咬合)は顎関節症の原因の1つになっているかもしれませんが、
咬み合わせを治したからと言って必ず顎関節症が治るという訳ではありません。

顎関節症イコール咬み合わせが悪いではないということを理解しないといけません。
顎関節症の治療のために矯正治療を含め、咬み合わせを治す事は慎重に慎重に考えなければいけません。

ただ、悪い咬み合わせを治す事は問題ありません。

顎関節症において安易に咬み合わせの治療を行い結果が伴わない事が多いというのは
多くの研究で報告されています。

顎関節症だと必ずスプリント療法という訳でもありません。
顎関節の症状によってアプローチの方法が異なります。
気になる症状は受診しましょう。




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外傷性顎関節炎(がいしょうせいがくかんせつえん)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です

今回は顎関節症の分野から外傷性顎関節炎についてです。

転んだり、殴られたりして、顎の関節が炎症を起こし、痛みが出る病気です。

症例です。
膝を下顎にぶつけてしまい、その後ガムを咬んでいたら左顎が痛くなったとの事で受診されました。
464.jpg
レントゲンでは骨折などの所見はありません。
関節が炎症を起こしているのみです。

外傷性顎関節炎の場合、消炎鎮痛剤を内服し安静にして治癒を待ちます。
外傷では予期せず急激に大きな力が加わるため組織が激しく損傷してしまい、
痛みはなくなっても違和感が残ることがあります。

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顎関節症と生活習慣

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症と生活習慣についてです。

顎関節症の原因は、多くの因子が重なって起こるとされていて、
原因はこれだと特定するのは難しいのが現状です。

日常生活には顎関節症を悪くする因子が潜んでいますので、少し見てみたいと思います。

①歯牙接触癖(しがせっしょくへき)
顎がリラックスした状態では上下の歯は接触しません。
弱い力でも上下の歯を無意識のうちに接触させている事があります。
日中観察してみて、上下の歯牙を接触させていたらやめるようにしましょう。

②頬づえ
アゴに過度な負担をかけてしまいます。やめるようにしましょう。

③ガム
常に咬んでいるとアゴを動かす筋肉や関節自体に負担をかけてしまいます。
ガムの咬みすぎには注意すべきです。

④硬い食べ物
スルメやビーフジャキー、フランスパンなどの食べ過ぎには注意しましょう。
負担がかかりずぎる事があります。

⑤睡眠中の歯ぎしり
スプリントの使用を考えないといけない場合があります。

ほとんどの顎関節症は保存的な治療で良くなります。
なかなか良くならない場合は、顎関節症を増悪させる因子が潜んでいることがありますので
注意しないといけません。









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関節円板について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から関節円板についてです。

関節円板は顎関節を構成する要素の1つです。
下顎頭の上に乗っかっていて、クッションの役割をします。

顎関節症はタイプがいろいろあり、タイプごとに治療法が異なります。


このうち関節円板が関係するのは顎関節症III型です。
顎関節症のIII型関節円板が位置の異常を起こすことで起こります。

関節円板の位置異常関節雑音(カクンカクン音、パキパキ音)の原因になったり、
開口障害(口が開かなくなり痛みが出る)原因になります。

関節雑音は音が消せるものと消せないものがあります。
音が消えることは関節円板が正常な位置に戻ると言うことです。

関節円板が正常な位置に戻せるかどうかはケースによって異なります。
気になる症状は診察を受けましょう。





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顎関節症の症状

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の症状についてです。

顎関節症には3つの大きな症状があります。

①関節雑音(かんせつざつおん)
口を開けると音が鳴ります。
音は「カクンカクン」「ジャリジャリ」「ポキポキ」「パキパキ」
と表現される方が多いです。


②開口障害
口が開きづらかったり、引っかかり感が強くて開かない事を言います。

③疼痛
顎関節やアゴを動かす筋肉に痛みが出ます。

以上のような症状がある場合は診察を受けるべきです。
日常生活に支障がなくても放置しない方が良いケースがあります。

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顎関節症と鑑別を要する疾患②

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症と鑑別を要する疾患の2回目です。

顎関節疾患以外の疾患を列挙します。

7つあります。
①頭蓋内疾患(腫瘍、動脈瘤、出血、血腫、浮腫)
②隣接器官の疾患

  (1)歯および歯周疾患
   (2)咀嚼筋の疾患
   (3)耳疾患(腫瘍、外耳炎、中耳炎、水疱性鼓膜炎)
   (4)鼻.副鼻腔疾患(腫瘍、上顎洞炎)
   (5)咽頭の疾患(腫瘍、術後瘢痕、Eagle's症候群)
   (6)側頭骨の疾患(腫瘍、骨炎)
   (7)顎骨の疾患(腫瘍、骨炎、筋突起過長症)
   (8)その他の疾患(茎状突起過長症、慢性顔面痛症候群)
③筋、骨格系の疾患(筋ジストロフィー、Ehlers-Danlos症候群)
④心、血管系の疾患(側頭動脈炎、虚血性心疾患)
⑤神経疾患(三叉神経痛、舌咽神経痛、帯状疱疹、非定形顔面痛など)
⑥頭痛(片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛)
⑦精神神経疾患(精神分裂病、躁鬱病、不安神経症、情緒障害など

これらを除外して初めて顎関節症と診断できます。

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顎関節症と鑑別を要する疾患①

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、顎関節症と鑑別を要する疾患についてです。
2回に分けて書きます。

顎関節症とは同じような症状ですが、実は顎関節症ではないものもあります。
顎関節症とは区別しないといけません。
今回はその1回目です。

顎関節症と同様の症状を呈する疾患のうち
顎関節症以外の顎関節疾患です
7つあります。列挙します。

①発育異常
     (1)下顎関節突起欠損
   (2)下顎関節突起発育不全
   (3)下顎関節突起肥大
   (4)先天性二重下顎頭
②外傷
   (1)顎関節脱臼
   (2)骨折
   (3)捻挫
③炎症
   (1)化膿性顎関節炎
   (2)関節リウマチおよび関連疾患
      (3)外傷性顎関節炎
④退行性関節疾患および変形性関節症
⑤腫瘍および類似疾患
⑥全身疾患に関連した顎関節異常(痛風)
⑦顎関節強直症

たくさんあるのがおわかり頂けたと思います。

これらの疾患と区別ができて初めて顎関節症と診断されます。
ちなみに、顎関節症には5つのタイプがあります

次回は顎関節症と区別する疾患の2回目です。


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顎関節症の主要症状

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から顎関節症の主要症状についてです。

顎関節症のタイプは5つに分類されますが、
主要症状は疼痛、関節雑音、開口障害3つです。
それぞれ見てみましょう。

①疼痛(とうつう:痛み)
顎関節症における疼痛は基本的に動かした時や咬んだ時の痛みです。
何もしないで痛む場合は他の原因を考えます。
アゴの関節やアゴを動かす筋肉が痛むことがあります。

②関節雑音(かんぜつざつおん)
「カクカク」「ジャリジャリ」といった音が代表的です。
関節円板の位置異常で起こることが多く、確定診断にはMRIが必要です。

③開口障害(かいこうしょうがい:口が開けずらい)
口が開かなくなる現象です。指が3本入らなければ開口障害と言えます。
開口障害の原因は大きく分けて2つです。
口を開ける筋肉に問題がある場合関節円板の異常による場合です。

気になる症状は診察を受けましょう。
自分の状態を知ることは大切な事だと思います。






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歯ぎしりから歯を守る

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は「歯ぎしりから歯を守る」です。

歯ぎしりにより物を咬む事よりも大きな力が発生し、しばしば問題を引き起こします。

症例です。
歯ぎしり(ブラキシズム)で歯がすり減ってくる事があります。
歯がすり減って象牙質が出てきています。
264.jpg
茶色の所が象牙質です。

対策としては、夜間のスプリントの使用です。
写真のように全部の歯が接触するように調整します。
赤い点が接触点です。
IMG_7188.JPGのサムネール画像のサムネール画像 IMG_7189.JPG
右は口腔内に装着したところです。

スプリントの装着により、
歯ぎしりから歯や歯周組織を守ることができるというだけで、
歯ぎしりがなくなる訳ではありません。

誤解しないようにしないといけません。





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歯の咬耗(こうもう)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は歯の咬耗(こうもう)についてです。
咬耗(こうもう)とは、歯がこすれて減ってしまうことです。

歯は一番外側にエナメル質がありますが、歯がこすれて咬耗(こうもう)すると、
象牙質(ぞうげしつ)という二番目の層が出てきてしまう事があります。


症例です。

260.jpg
前歯の一番先端に部分(切端:せったん)が咬耗(こうもう)、象牙質が見えています。
ちょっと茶色になっている部分です。

262.jpg
歯ぎしり(ブラキシズム)が原因で歯の先端がまっ平らになっています。

日常の臨床では、口の中を良く観察してみると、歯がすり減って平らになったり、
象牙質が見えたりしている部分を見かけることがしばしばあります。

高度に進行する前にスプリントを使用して対策を立てるべきです。

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顎関節症の自然経過

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から顎関節症の自然経過についてです。

顎関節症はある一点に病態が収束する疾患です。

完全によくなることもあれば、ある一定の所で適応変化してしまうこともあります。

長期の経過を調べた報告がありますので簡単に紹介します。
その報告によると2年6カ月で改善率が88%となっています。

この数字だけ見ると88%も改善するんだと思いますが、
改善するのに2年6カ月もかかるとも言えるわけです。

さらに顎関節に変形が認められる場合は、改善度も低くなり、
関節が変形している場合は早期の治療が必要であるとしています。

年齢や、生活環境、咬みあ合わせ、習癖、歯ぎしりの有無、病悩期間
などにより違いもあるので、気になる症状は放置せず診察を受けるべきだと思います。



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かみ合わせは顎関節症の原因か?②

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会認定医 佐久間琢です。

今回は、顎関節症の分野から「かみ合わせは顎関節症の原因か」の2回目です。

かみ合わせ(咬合)を治して顎関節症が良くなったと思うことの罠についてです。

には3つあると思います。
①顎関節症が自然に良くなったケース
②患者さんが精神的な側面を持っていた場合、気分的な問題で症状が低下したと考えられるケース
  (プラシーボ効果)
③患者さんが真面目な方で、顎関節に良いことを積極的に取り入れ、
  悪いことは行わず医師の期待に答えようと努力するケース

以上のように実際はかみ合わせの治療が奏効していないのに症状が良くなった場合
顎関節症はかみ合わせを治療すればよいと思ってしまうのです。

顎関節症の治療は保存的に行うべきでかみ合わせを積極的に変える事ではないのが現在の認識ですし、顎関節症は複数の因子が関与しているので、かみ合わせのみに固執するのは間違いということです。

咬みわせが悪い場合は治療すべきですが、
顎関節症を治すためにかみ合わせの治療をするのはいけません

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かみ合わせは顎関節症の原因か?①

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野からかみ合わせの治療と顎関節症の関係についてです。

歯科界でもエビデンスの重要性が日増しに高まり、
常に最新の情報に触れていないといけません。
このことは顎関節症以外にも言えます。

かみ合わせと顎関節症についても誤解を与える情報が氾濫していると思います。

顎関節症イコール咬み合わせが悪い。
だからかみ合わせを治そうという大きな誤解です。

この大きな誤解のおかげで、根拠なく理想的なかみ合わせを目指して、
全く健全な歯を削って治療が行われてきた歴史があります。

安易に咬み合わせ(咬合)をいじってはいけないのです。

報告された論文には咬合を扱ったものもありますが、
その研究の数は少なく、質的にも低い(信頼度が低い)論文が多いのが現状です。
かみ合わせの治療(顎関節症における咬合治療)の優位性が確立されていないのです。

歯科医師である以上、かみ合わせんお治療(咬合治療)しないといけないと思っている歯科医師も多く存在しますが、顎関節症では咬合治療を慎重に行わないといけません。

顎関節症では、かみ合わせも原因の1つですが、原因は複数あります。

インターネットで見ていると、顎関節症はかみ合わせ(咬合)を治せば治るという
広告宣伝を目にしますが、顎関節症の治療において第一選択は保存的な治療であり、
かみ合わせを治す治療ではないことは学会でも共通の認識です。

次回は、かみ合わせの治療で顎関節症が治ったと思うわ罠についてです。


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関節リウマチの治療

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は口腔外科の分野から顎関節に発症したリウマチについてです。

リウマチ原因不明とされていますが、その本態は関節破壊です。
必ずという訳ではありませんが、顎関節も破壊されることがあります。
顎関節におけるリウマチの関節破壊は一般的に左右両側で起こります。

他の関節に比べ、顎関節に生じたリウマチは軽度な事が多いとされています。

しかし、症状が重症化すると前歯がかみ合わなくなります。
この場合、シーネで牽引が必要になります。

リウマチにはステージがありますので、
症状が激しい時期には積極的な治療は避けないといけません。

前歯が咬まなくなる事ような症状が出た場合は診察を受け早めに対処すべきです。



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顎関節脱臼の予防

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節の分野から顎関節脱臼の予防についてです。

顎関節脱臼の原因については前回書きました。
関節円板が原因する場合と、筋肉が原因する場合です。
原因の特定にはMRIが必須です。

それぞれの予防法を見てみましょう。

①関節円板が原因する場合
関節円板の動きが悪くなっているために起こります。
関節円板の動きを出すような開口練習を行います。

②筋肉が原因する場合
筋肉をストレッチすることで、アゴの脱臼を防ぎます。


それぞれ開口練習をするわけですが、脱臼する原因によって動かし方が異なります。
診察を受けて自分に合った方法で予防を図りましょう。


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顎関節脱臼の原因(閉口障害の原因)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節の分野から顎関節の脱臼についてです。

脱臼とは口が閉じなくなることで、閉口障害(へいこうしょうがい)に分類されます。

閉口障害(へいこうしょうがい)原因は2つに分類されます。
それぞれ見てみましょう。

①関節円板が原因の場合
関節円板は、顎関節ののクッションのような働きをしています。
通常、口を開け閉めすると、関節円板が前後に滑ります。
関節円板の動きが悪くなると閉口障害を起こしやすくなります。

②筋肉が原因の場合
口を開け閉めする筋肉に力が入りすぎて、戻らなくなります。

①と②では対処方法が異なります。
①の関節円板が原因の場合は、関節円板の動きを出すために、洗浄療法が有効です。


②の筋肉が原因する場合は、筋肉の緊張が過度になるために起こるので、
開口訓練が有効です。

タイプを判断して、対処方法を決めないといけません。

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顎関節症の治療:運動療法

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 

日本顎関節学会・認定医 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から運動療法についてです。

顎関節症症型分類については以前書きました。

症型分類によって有効な運動療法が違います。
円板整位運動可動化訓練については以前書きました。
参考にしてみてください。

顎関節症の症型によってどのように運動するか簡単に書いてみます。

①顎関節症I型
筋肉が影響を受けていますので、ストレッチの意味合いが大きく、指を使った大開口します。この時指を使ってしっかりと筋肉を伸ばます。

②顎関節症II型
顎関節が捻挫そしたようなものです。1週間程度安静を保ち、その後関節を動かすことで、関節の正常化を図ります。

③顎関節症III型
円板整位運動可動化訓練が適応になります。2つの開口訓練は全く別の物ですので、診察を受け適応を判断しないといけません。

④顎関節症IV型
関節円板が前方に転位し、関節も変形しています。可動化訓練を行う事が多いです。


どのような運動療法をどのような時期から開始するかは病態によって異なります。
また、スプリント療法を併用した方がいいケースもあります。
診察を受けて、正しい方法で行うべきです。


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顎関節症の2軸診断

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から2軸診断についてです。

最近では、顎関節症というよりは、口腔顔面痛(こうくうがんめんつう)ととらえている話は以前書きました。

アメリカの米国口腔顔面痛学会では、病気を2つの方向から診断する方法を推奨しています。

疾患を2つの方向から評価するのが2軸診断という訳です。
2軸(第Ⅰ軸と第Ⅱ軸)をそれぞれ見てみましょう。

①第Ⅰ軸 ( 生物学的要因・AxisⅠ)
身体的要因のことで、アゴを動かす筋肉アゴの関節の障害のことを意味します。
他に頭痛帯状疱疹、動脈炎など口腔顔面痛(こうくうがんめんつう)の疾患がこれにあたります。

②第Ⅱ軸(心理社会的要因・AxisⅡ)
気分障害不安障害といった精神的状態のことです。

顎関節症を治療する場合、痛みが強くても第Ⅰ軸の要素が強ければ、治療は比較的容易です。
逆に、痛みはそれほどでもないけれど、第Ⅱ軸の要素が強いケースは難症例となることが多いです。

このような場合、心療内科とのタイアップ(リエゾン診療)が必要です。



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武蔵野市の歯科健診と顎関節症

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は武蔵野市の歯科健診にある顎関節症の検査項目についてです。

すでに申し込みが始まっています。
武蔵野市の保健センターに申し込んでください。

顎関節症3大症状と言えば、
①口が開きにくい(開口障害)
②痛み(疼痛)
③カクカク音が鳴る(関節雑音)
です。

特に日常生活に支障がなければ良いのですが、放置すると危険な状況もありますので、
健診で、危険な状態が見つかれば良いと思います。
早期に発見する事が重要です。

健診自分の口の中の状態を知ることは大切だと思います。

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顎関節症の関節雑音(かんせつざつおん)について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、顎関節症の分野から関節雑音(かんせつざつおん)についてです。

関節雑音は、開口障害(口が開きづらい)疼痛とならび、顎関節症の主要症状の1つです。

関節雑音の種類についてみてみましょう。

①クリック音
「カクカク」とか「ポキポキ」とか「ガック」などと表現させる方が多いと思います。
関節円板(クッションの軟骨)が前方や後方にづれてしまう場合にクリック音が出現します。
クリック音を放置すると、クレピタス音に変化してくることもあります。

突然、クリック音が消えて口が開きにくくなることがあります。

消せる音と消せない音があります。

②クレピタス音
「ジャリジャリ」と表現されることが多いと思います。
クリック音が出現して時間が経つとクレピタス音に変化してきます。

日常生活に支障がなければそのままにしている場合が多いのですが、
気になる症状は受診して病態の説明だけでも受けるべきです。



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顎関節症とかみ合わせ(咬合)の関連

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から顎関節症と咬み合わせについてです。

インターネットで顎関節症に関して、検索してみると、顎関節症が完全に治るとか咬み合わせが原因なので咬み合わせの治療をすればよいといった広告やホームページを良く見かけます。

顎関節症が完全に治るのは一部の症例で、多くは症状が進行しているために、
日常の生活に支障がない位に症状を抑えることが治療にゴールになることがほとんどだと思います。

今回は咬み合わせ(咬合:こうごう)と顎関節症について考えます。

顎関節症の原因は多く因子が重なって起こるとされていて、原因がはっきりと特定されてはいません。
咬み合わせ(咬合)も原因の一つとされていますが、
顎関節症イコール咬みわせが悪いではないのです。

咬み合わせ(咬合)を治せば顎関節症が治ると言うのは間違いだと思います。

咬み合わせの治療(咬合治療)をして顎関節症が改善するケースもあることは事実ですが、咬み合わせ(咬合)を治した事が改善の要因か、あるいは、治療中に顎関節症が自然経過をたどって改善したかは検証の仕様がありません。

顎関節症とは関係なく悪い咬み合わせは治療すべきです。

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顎関節症と肩こり

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から顎関節症と肩こりについてです。

肩こり顎関節症の方でも随伴する症状の1つです。

肩こり三叉神経(さんさしんけい)に関連していて顎関節症による痛みと解剖学的には関連性があることを示していますが、臨床的には関連しないとも考えられています。

日本顎関節学会編集の「顎関節症という本があり、治療の基準になる書籍です。
この本を参考にして書いてみます。

肩こりは頭痛よりも訴えが多いとされており、原因は4つあるとされています。

①頸椎の障害
②頸筋の障害(首の筋肉)
③神経系の障害
④血管系の障害

特に顎関節症と関連が強いのは②頸筋の障害(首の筋肉)です。

これには長時間の同じ姿勢、ストレス、目の疲労、過度の緊張を強いる細かな作業、血行不良、冷えなどの日常生活にあるものが起因すると言われています。

典型的には頭位前方位姿勢と言われ、
下顎の突き出して背中の丸まった感じになることで筋肉の障害が生じるとされています。

整形外科での確定診断が必要です。




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顎関節症と頭痛

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、顎関節症の分野から顎関節症と頭痛についてです。

まず、頭痛について簡単に書きます。
頭痛国際頭痛分類第2版(ICHD-II)というものがあって国際的にスタンダードな診断基準があります。

国際頭痛分類第2版(ICHD-II)によると、頭痛
第1部 一次性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)
第2部 二次性頭痛
第3部 頭部神経痛・中枢性。一次性顔面痛およびその他の頭痛
と分類されます。

このうち顎関節症で合併する頭痛は第1部の一次性頭痛のうち緊張型頭痛がほとんどを占めています。

緊張型頭痛は筋肉のコリから起こるもので、首や肩の運動、マッサージなどで筋肉の血流が改善すると症状が軽減するという特徴があります。

実際、頭痛の治療は神経内科で行うのですが、顎関節症の筋肉に症状が出るタイプ、
あるいは歯ぎしりが関係しているタイプを治療する場合は歯科医師も念頭においておかなければならない概念です。

米国では「顎関節症」というよりは「口腔顔面痛:こうくうがんめんつう」ととらえていて、診断方法も症状だけではなく、心理的、社会的側面からも評価するのが当たり前になっています。
日本では症状のみを診断しますので、随分と違うわけです。
また、処方できる薬もだいぶ違います。

最近では日本でもリエゾン診療といって心理、社会的な側面から精神科医と連携して治療する場合もあります。

いろいろと状況を判断しないといけないという訳です。


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歯牙接触癖(しがせっしょくへき)について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から歯牙接触癖(TCH)についてです。

歯牙接触癖とは、機能時間以外に上下の歯牙を接触させる習癖のことです。
通常、上下の歯牙は接触していないのですが、物を咬んだり、飲み込んだり、会話をする時には歯牙が接触します。あるデータによると、歯牙を接触させているのは、1日17.5分との報告があります。


顎関節症の原因は多因子病因説といって、精神的なものや、行動学的な要因などが相互に影響して起こるとされています。行動学的要因のうち歯牙接触癖があるという訳です。

顎関節症の方の50%~70%の人歯牙接触癖を持っているという報告があります。
歯牙接触癖を是正することは顎関節症状の緩和することがあると考えることができます。
すなわち、顎関節や周囲の筋肉に対する過剰な負荷を軽減することいつながるという訳です。

是正には3つのステップがあるとされています。
歯牙接触癖を無意識に行っていることを認識する。
②例えばデスクに張り紙などをして歯牙接触癖に気づくようにする。
③さらに歯牙接触癖を是正し、さらに脱力する。

まず、歯牙接触癖があるか自分の行動を観察してみましょう。
歯牙接触癖に気づく事が重要です。

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スプリント療法②前方整位型スプリント

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野から前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)についてです。

前方整位型スプリントは下アゴのポジションを前方に保つことで、関節円板の位置を整位させるのに使用します。要するに関節円板に位置を正常な位置に戻すためのスプリントです。

形態も前回のスタビリゼーション型とは随分違っています。
前方に山がついていて、下アゴが後退するのを防ぎます。
PICT0120.JPGのサムネール画像 
このスプリントは使用期間が長期にわたると咬み合わせに大きな変化を起こすことがあり、
経過観察が非常に重要です。

また、適応となる症例も限られますので、適応症かどうか判断しないといけません。

関節雑音が始まって3カ月以内のケースでは関節円板が戻る症例が多いと思います。
また、20歳以下では関節雑音が消失出来るケースが圧倒的に多いと感じます。
(関節雑音:アゴがカクカクとかジャリジャリと鳴ること)

症状がある場合は早めの対応が効果的と言えます。


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スプリント療法①スタビライゼーション型

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は顎関節症の分野から、スプリント療法に関してです。

スタビライゼーション型スプリントについて書きます。

関節に痛みが出たり、筋肉が痛くなったりした場合に使います。
基本的に夜間の使用です。
顎関節症のI型、II型、III型、IV型に使います。
使用できる範囲は広いです。

スタビライゼーション型スプリントです。
IMG_7313.JPGのサムネール画像のサムネール画像
まっ平らになっていて、全部の歯牙が接触するように調整します。

調整時に良く見てみると、歯ぎしりの跡が見られる事があります。
つるつるに研磨しますので、歯ぎしりをした部分はスプリントがすり減ってきます。
IMG_7314.JPG  IMG_7315.JPG
ちょうど犬歯(糸切り歯)がガイドする部分がすり減っています。


スタビライゼーション型スプリントは、歯ぎしりをしているかどうかの診断にも役立ちます。
歯ぎしりのある症例では歯ぎしりから、歯や歯周組織を守るのにも有効です。











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顎関節症のパンピング療法

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今日は顎関節症の分野からパンピング療法についてです。

顎関節症の治療の1つにパンピング療法というものがあります。

パンピング療法とは、顎関節に注射をして関節の環境を変える治療法の事です。
IMG_0372.JPGのサムネール画像
針を刺すだけなので侵襲は小さい治療法です。

関節内の炎症物質の除去や、関節内の陰圧を改善し、関節円板がスムーズに動けるようにするといった効果があります。

関節に注射をすればすぐに良くなるという訳ではなくて、その後の運動療法が重要になります。
パンピング療法は運動療法を助けてくれるという意味合いも大きい訳です。



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顎関節学会 学術講演を聞きにいきました②

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は顎関節症の分野からです。

5月16日に大阪で行われた日本顎関節学会主催の第27回学術講演を聞きにいきました。

歯ぎしり噛み合わせに異常、難治性の顎関節症など治療に関しての最新情報がたくさんありました。

歯ぎしりについては、また多くの知見がありました。
顎関節症と咬合についても視点を変えて切り込んでいました。

難治性の顎関節症に関しては特に鑑別を要する疾患などがありますが、特に紛らわしい疾患もありますので、機会を改めて書きたいと思います。




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顎関節症の症型分類④

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。


今回は、顎関節症の症型分類の4回目です。

顎関節症は以下の5つに分類されます。
I  型  咀嚼筋障害
II   型  関節包・靭帯障害
III  型  関節円板障害
IV 型  変形性関節症
V  型  その他

今日は顎関節症IV型の変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)についてです。

レントゲン写真でアゴの関節に変形が見られる症例です。
臨床症状は前回に書いた顎関節症III型とあまり変わりません。

顎関節症III型に比べアゴの関節の痛みが強く出たり、雑音の種類がクレピタス音といってジャリジャリするような感じになります。また、開口障害の程度も顎関節症III型より強く出ることがあります。

治療法です。

スプリント療法、運動療法、消炎鎮痛剤の内服による消炎で対応します。
また、関節の環境改善が必要な場合はパンピング療法が有効な場合も多くあります。

パンピング療法
IMG_0372.JPG
耳の前がちょうど関節です。ここに注射を行います。
パンピングにより陰圧の除去、疼痛物質の除去などが行えます。
関節の環境をリセットできますので非常に有効な治療法の1つです。

気になる症状は診察を受けましょう。
治療が必要かもしれませんし、現在の状態を把握することも必要だと思います。


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