口腔扁平苔癬について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

口腔扁平苔癬について

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は口腔外科の分野から扁平苔癬についてです

扁平苔癬炎症性の粘膜疾患原因不明とされています。肝炎や金属アレルギーとの関連も示唆されます。

炎症性の疾患ですので、腫瘍とは異なりますが、近年では口腔潜在的悪性疾患として癌化の可能性があるものに位置付けられています。炎症ですが癌化の報告もわずかにありますので、定期観察が必要な粘膜疾患です。

症状としてはしみる感じや引きつれ感などが典型的で、炎症性病変のため症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す

炎症が強い時はステロイド入りの軟膏で対症し、それ以外の時はステロイドの入っていない軟膏やうがい薬を使います。

写真は頬粘膜に発生した扁平苔癬です。

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金属の入った部分に一致して発生しています。

金属アレルギーとの関連が示唆されますが、はっきりとした事は言えません。

気になる症状は受診しましょう。

投稿日:2021年4月3日  カテゴリー:口腔外科