メタルインレーの2次カリエス(2次虫歯) | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

メタルインレーの2次カリエス(2次虫歯)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は虫歯修復学の分野からメタルインレーの2次カリエスについてです。

2次カリエス(2次虫歯)とは治した部分が再び虫歯になってしまうことです。

保険適応で安価にできますが、メタルインレーの下はセメントの劣化により虫歯が存在することがほとんどです。また同じ治療法の選択により、しばらくするとまた虫歯になります。

症例です。

パラジウムのインレー(金属)です。

境目が欠けて中が黒くなっています。

黒い部分は虫歯です。

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金属は歯より硬いので、境目が欠けやすいという欠点があります。

よくセラミックは割れるからと言いますが、金属は割れない反面、歯を割ります。また、金属は硬いので歯に楔を打っていくような作用があります。

セラミックが割れる事は歯にかかった過度な力をセラミックが割れて吸収してくれているのです。

金属で治すならゴールドの含有量が多い方が適合性は良くなります。

また、パラジウムインレーで治すと同じ結果が待っていると思います。

セラミック系のマテリアルを選択すべきです。

セラミックインレーレジンセメントで歯とセラミックを接着するので

2次虫歯の可能性は金属に比べて低くなります

また、セレックでワンデイトリートメントを行うと歯質の汚染が最小限で接着に有利となります。

投稿日:2022年7月2日  カテゴリー:むし歯修復