親知らずのCT検査、神経との関係 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

親知らずのCT検査、神経との関係

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は口腔外科の分野から親知らずのCT検査、特に神経との関係についてです.

従来のレントゲン撮影は立体の構造を2次元に押し付けたようなもので、

神経麻痺は下顎の親知らずを抜歯する場合、常にリスクとしてつきまといます。CTで精査するとリスクがより確実に判断できますが、神経と親知らずの関係が変わる訳ではないので、注意しないといけません。

症例です

根の先端部分で神経と接しており、

方向によっては舌側の骨を破る恐れもあるケースです。

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神経と近接しているのはわかりますが、麻痺が出るかどうかは抜歯してみないとわかりません。リスクが高いと言えますが、必ず神経麻痺が出るわけではありません。

神経麻痺が出た場合は、ビタミン製剤と神経賦活剤で経過を見ます。

 

投稿日:2019年6月17日  カテゴリー:口腔外科