ウイルス性口内炎について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

ウイルス性口内炎について

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は口腔外科の分野からウイルス性口内炎についてです。

口腔内に口内炎を作るウイルス性疾患は手足口病や帯状疱疹、単純疱疹などがありますが、一度にたくさん口内炎が出来る事が多いと思います。口腔領域で特に多いのはヘルペス性の口内炎で、水泡を形成するのが特徴的です。

水泡がつぶれて痂皮の形成が起こったり、拡大癒合して潰瘍になったりします。接触痛が強く出るので、軟膏と含嗽薬で対症療法を行う事が一般的です。

症例です。

口唇と舌に潰瘍が治りかけた部位があります。

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舌の先端が発赤し、左側には潰瘍が点在しています。

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接触痛が強いので軟膏で対症します。

ウイルス性の疾患は流行する時期があります。接触痛が強い場合はご相談ください。また、癌との鑑別においては、癌は無くなることがありません。2週間くらい経過しても治らない場合は組織を取って病理検査を行うべきです。

 

投稿日:2019年3月11日  カテゴリー:口腔外科