口内炎と扁平苔癬 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

口内炎と扁平苔癬

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野から口内炎と扁平苔癬(へんぺいたいせん)についてです。

扁平苔癬原因不明の炎症性疾患であり、口内炎とは見た目がだいぶ違います。

2つを比べてみましょう。

口内炎

IMG_7476.JPGのサムネール画像

境界が明瞭な円形です。

中心部の粘膜が欠損しています。接触痛が強く出るので、食事や会話に支障をきたす事が多くあります。

扁平苔癬

原因不明の炎症性病変で、軟膏を用いての対症療法が必要になります

肝炎の場合、高確率に出るという報告もあります。

IMG_8486.jpg

レース状の白斑と発赤の部分が混在しています。

ヒリヒリ感やひきつれ感が多くのケースで出ます。

炎症性疾患なので、炎症が強いと醬油など刺激のあるものでしみる症状も出ます。

 

写真でもわかるように2つの病態には違いがあります。

強い接触痛を伴う点では共通しています。

気になる症状は診察を受けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2018年5月20日  カテゴリー:口腔外科