粘液嚢胞の再発 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

粘液嚢胞の再発

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は口腔外科の分野から粘液嚢胞の再発についてです。

粘液嚢胞は唾液が貯まってできるもので、嚢胞自体とその近傍にある唾液腺を摘出します。嚢胞の周囲には原因と思われる唾液腺が多く存在し、全てを取ることは不可能です。よって、原因の唾液腺が残っている場合は再発することもあります。

症例です。

最初の状態です。

境界明瞭の腫瘤です。

摘出し、傷が治ってきましたが、また膨れみ始めました。

いわゆる再発です。

同じ場所に出来ています。

このケースは再度摘出となりました。

小唾液腺は無数に存在し、追いかけていくとキリがありませんし、あまり追いかけていくと、傷口の挫滅につながります。神経麻痺のリスクも高くなるので、通常は近くにある小唾液腺のみ摘出します。

 

 

投稿日:2018年5月2日  カテゴリー:口腔外科