髄床底の穿孔 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

髄床底の穿孔

こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は歯内療法の分野から髄床底の穿孔です。

髄床底とは神経の部屋の床の部分をいいます。床に穴があいてしまうと細菌増殖の温床になり歯の予後に影響します。

症例です

土台を除去してみると、内部は軟化象牙質が多く認められ、遠心舌側部にはクラックが走行しています。

軟化象牙質を除去して根管に充填された材料を除去します。

髄床底に穴があいてしまいました。虫歯に罹患した部分は残せないので健全な歯質がどのくらいあるかで抜歯するかどうかを判断します。

大臼歯のように歯根が2つある場合、分岐している部分に穴が開くと骨吸収が進行します。症状がなければ穴をセメントで修復し土台を立てる操作に移行します。

 

投稿日:2017年6月24日  カテゴリー:歯内療法