カンジダ症とうがい薬 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

カンジダ症とうがい薬

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔外科の分野からカンジダ症とうがい薬についてです。

カンジダ菌は口腔内に常在している真菌ですが、

口角炎や粘膜炎など菌が増えるとトラブルを起こします。炎症を起こすと粘膜が赤くなりますが、一般的には拭って除去可能な白色病変です。

口腔カンジダ症には主に以下の3つを使います。

①ファンギゾンシロップ

オレンジの液体で甘いシロップです。口腔内全体に届くように含んで使います。

②フロリードゲル

ファンギゾンシロップより粘性が高くゲル状です。

カンジダ菌は義歯の上で特に繁殖するので、義歯の内面に塗布すると有効です。

③イトリゾール内容液

1日1回、空腹時に使用します。黄色のシロップでチェリーの匂いがします。

フロリードゲルイトリゾールは内服液と相互作用があるので使用が制限される場合がありますが、ファンギゾンは使用に制限が少なく比較的安全に使えるうがい薬です。

投稿日:2017年5月1日  カテゴリー:口腔外科