歯肉の出来物 瘻孔 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

歯肉の出来物 瘻孔

こんにちは  武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です

今回は歯内療法の分野から瘻孔(フィステル)についてです。

瘻孔とは歯根の先端にできた炎症が膿の出口を求めて形成されたもので、歯肉が腫れては潰れてを繰り返します。「でき物が出来た」とか「腫れては潰れてを繰り返す」といった主訴での受診が多いです。

症例です

左下顎第一大臼歯です。

金属のクラウンがセットしてありますが、よく見ると歯肉がニキビのように腫れています。根の先が炎症を起こし、膿みの出口を求めて歯肉が腫れて来ます

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角度を変えると大臼歯の間にできています。

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根の先端に出来た病巣が原因となり瘻孔が形成されます。

根管治療を行い根尖部の炎症を治療します。

根管治療が奏効すると瘻孔が消失します。

根管内の汚染が無くなったら根管充填を行います。

 

 

投稿日:2017年4月5日  カテゴリー:歯内療法