顎関節症の閉口障害(へいこうしょうがい) | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

顎関節症の閉口障害(へいこうしょうがい)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科

日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。

 

今回は顎関節症の分野から閉口障害(へいこうしょうがい)についてです。

 

閉口障害とは口が閉まらなくなることです。

 

顎関節が脱臼して閉まらなくなる場合や、

関節円板が後ろに位置してしまうために口が閉じないといった場合があります。

 

習慣性に顎関節が脱臼する場合は、関節円板が関連する場合筋肉が原因する場合があり、

関節脱臼の原因をつきとめないといけません。

顎関節の脱臼は年齢的には20歳頃と70歳以上の高齢の2峰性を示す事が知られていて若年層では関節円板が、高齢層では咀嚼筋が原因となることが一般的な傾向としてあり、関節円板が原因する事が多い若年層はMRIの精査が必須であると思います。

 

円板の後方転位には顎関節の洗浄療法が奏効する事が多く早期での上関節腔洗浄療法が有効とする報告があります。

 

閉口障害についてはMRIにより精査を行い対処する必要があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2017年3月8日  カテゴリー:顎関節症