歯肉歯槽粘膜形成術 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

歯肉歯槽粘膜形成術

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は歯周病の分野から歯肉歯槽粘膜形成術についてです。

症例です。

右下の臼歯部に付着歯肉がなく歯ブラシが困難で、突っ張った感じがあるとの事です。

術前の写真です。

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遊離歯肉移植術も選択肢に上がりますが、利点欠点を判断して、

歯肉歯槽粘膜形成術を行うことにしました。

部分層弁を形成して、フラップを後下方に縫い付けます。

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縫い付けた後の咬合面観です。

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上皮の侵入を防ぐためにコラーゲン製剤を敷いてパックで保護します。

1週間後には幼弱な上皮が形成されました。

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術後1週間の咬合面観です。

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遊離歯肉移植術では移植する歯肉を口蓋部分から採取するので、

傷が2カ所になるという短所があります。

場面に応じて適応を考える必要があります。

投稿日:2013年4月3日  カテゴリー:歯周病