2011年9月 さくまブログ総括
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2011年9月のさくまブログ総括です。
今月は顎関節症についてたくさん書いてみました。
顎関節症の話題は写真が少なく、文章がメインになってしまい、
退屈な方も多いかもしれませんが、顎関節症で困っている方に、
読んで欲しいなあと思うのでつい書きすぎてしまいます。
明日、10月1日から保険の診療点数が改定になります。
金の価格高騰を受けての措置です。
窓口の負担額が増えることがあります。
ご理解ください。
来月は詰め物や、かぶせ物についてまとめて書きたいと思います。
悪習癖の改善
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、矯正・小児歯科の分野から悪習癖の改善についてです。
ここで言う悪習癖(あくしゅうへき)とは、成長・発達に良くないことを指します。
リマインダーシールというものがあります。
成長に有害となる指しゃぶりや、頬づえなどの禁止を促すシールです。
見える所にシールを貼ってもらい、気づきやすくすることで悪習癖を改善します。
成長に有害な悪習癖は何とかして無くさないといけないという訳です。
床矯正では、矯正装置によるメカニカルな治療だけではなく、
生物学的な治療により成長を引き出します。
床矯正についてはこちらをご覧ください。
口唇ヘルペス
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から口唇ヘルペスについてです。
ヘルペスウイルスが原因です。
普段はおとなしくしていますが、体力の低下など体の抵抗力が落ちた時に発症します。
対症療法がメインになります。
発症して初期であれば、抗ウイルス薬(バルトレックス)の内服が有効です。
症例です。
下唇に口内炎が見られます。
痂皮になっています。
早期の場合は、抗ウイルス薬のバルトレックスを内服します。
ヘルペス性口内炎に対しては対症療法になります。
さくま歯科では、抗生剤入りで抗炎症作用のある軟膏を処方しています。
症状がある場合は診察を受けるべきです。
口臭症について(こうしゅうしょう)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口臭症(こうしゅうしょう)についてです。
東京都歯科医師会雑誌に口臭症の基礎知識という記事が載っていたので紹介します。
成人の約半数に口臭があるとする報告がありますが、ある女子大生を調査した結果、口臭が気になるものは2割未満と少ないが他人の口臭を気にする者は2倍に増えるとのことでした。この結果からは自分の口臭には気づいていないと言えます。
口臭物質は数々の生態反応を引き起こして歯周病の原因になることや
口臭による活性酸素と発癌にも関係があるとしています。
歯周炎予防が最良の口臭予防になると書いてあります。
口臭の原因は、いろいろと言われていますが、
定期的なクリーニングをかけて歯周病だけではなく、口臭も予防すべきと書かれていました。
写真は歯石が沈着した口腔内です。
歯周病予防を実践しないといけませんね。
2011年、10月の診療報酬改定について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2011年10月から診療報酬が改定されます。
金属の価格高騰を受けての措置です。
金属を使った処置の場合、窓口の負担額が増加しますのでよろしくお願いいたします。
歯が挺出(ていしゅつ)する
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物の分野から歯の挺出(ていしゅつ)についてです。
歯は咬もうとしてどんどん伸びてきます。
例えば、歯が無くなった所を放置すると、そのスペースを埋めようとして延びてきます。
症例です。
左上の側切歯です。
歯が延びて、歯根の部分が見えています。
歯周病になり、歯を支える骨が無くなった結果です。
1度無くなった骨を戻す事は難しいのが現状です。
歯周病予防が必要です。
歯周病についての詳細はこちらへ
口腔内ケアと生涯医療費
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は予防歯科の分野から口腔内ケアと生涯医療費についてです。
歯を定期的に検査し、クリーニングに努める必要があります。
ある調査によると、
何かトラブルが起こらないと歯科に受診しない人がほとんどという調査結果があります。
実際、歯の本数が少ない人程、医療費がかかるという研究結果もあります。
歯を喪失する原因の多くは歯周病と虫歯です。
歯周病予防、虫歯予防が必要です。
歯石が沈着し着色した口腔内
3カ月から4カ月に1度はクリーニングをかけましょう。
永久歯の生えない子供
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は小児歯科の分野から、永久歯の生えない子供についてです。
日本小児歯科学会が行った調査によると、
7歳以上の子供15544人を調査したところ、
1割にあたる1568人に永久歯の先天欠如があることがわかりました。
1割と言うと結構高い人数です。
歯のもとになる歯胚(しはい)が発育段階で形成されずに起こります。
なぜ、歯胚が形成されないかは原因がはっきりしないために、予防ができないのが現状です。
先天欠如が多数歯にわたる場合、
将来的にインプラントや矯正などの治療介入が必要になると思います。
永久歯への交換が遅れていたら先天性欠損の可能性があります。
診査すべきです。
顎関節症とⅡ級咬合
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症とⅡ級咬合についてです。
Ⅱ級咬合とは、上顎に比べ下顎が相対的に後退していることです。
下顎が小さいこと、要するに下顎前突の反対と考えてください。
私の勝手な実感ですが、顎関節症にはⅡ級咬合が圧倒的に多い気がします。
Ⅱ級咬合は顎関節だけではなく様々な弊害を引き起こします。
注意しないといけません。
拡大鏡による精密治療
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は拡大鏡について紹介していと思います。
根管治療やクラックなど裸眼では見えない部分が非常に良く見えます。
最近では、拡大鏡による精密治療を宣伝している歯科医院のホームページも多いと思います。
私も使っていますので、紹介したいと思います。
私はLEDライト付きを使用しています。
ゴーグルの先端に拡大鏡、その先端にLEDライトを装着しています。
拡大鏡の部分を拡大するとこんな感じです。
マグネットでLEDライトを装着しています。
角度の調整も細かく行えます。
普段は見えないようなクラックや、詰め物の段差などが鮮明に見えます。
根管治療では狭い根管が良く観察できます。
非常に良いです。
小児の顎関節症における運動療法
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症、小児歯科の分野から小児おける運動療法についてです。
小児の関節雑音についての運動療法があります。
小児は歯が交換する時期のために咬み合わせが安定せず、
関節雑音や疼痛が出現することがあります。
運動療法が有効な場合があります。
成人における運動療法については、これまでいくつか紹介しました。
下顎頭可動化訓練と円板整位運動です。
しかし、小児にはなかなか理解が難しいです。
そこで行われているのが舌を回す方法です。
唇を閉じた状態で、舌の先端を前歯と唇の間に持って行き、舌の先端を前歯の唇側を
なめるように動かします。左回りと右回りを繰り返します。
この動きによって顎関節が動きますので、運動療法としての効果が期待できます。
切歯乳頭(せっしにゅうとう)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から切歯乳頭(せっしにゅうとう)に関してです。
症例を見てみましょう。
上顎の歯を裏側から見てみると、正中の裏側に歯肉が膨らんでいる所があります。
ここが、切歯乳頭です。
指で押してみると違和感があると思います。
ここから神経が出てきていますので、神経が押されているためです。
膨らんでいるから異常という訳ではありません。
正常な形態です。
気になる粘膜の状態は診察を受けましょう。
顎関節症のレントゲン検査
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症とレントゲン検査についてです。
診療所で撮影できる代表的な2種類について見てみましょう。
①顎関節を4分割した写真です。
左右の開閉口時の状態を写しています。
開口量、下顎頭の状態などが診査できます。
②パノラマレントゲン写真
顎関節だけではなく全体の状態を診査するのに有効です。
顎関節症では顎関節症以外の疾患との鑑別が非常に重要ですので、
パノラマレントゲン写真はとても重要です。
レントゲン検査は非常に大切な訳です。
歯石を除去しましょう
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯石除去についてです。
前回、歯周病の意識調査について書きました。
予防意識が低いという結果でした。
症例を見てみましょう。
歯石がたくさんつきすぎて壁になっています。
歯石は細菌の塊です。
このような状態が長く続くと歯肉が炎症を起こし、
進行すると歯を植えている歯槽骨を溶かして行きます。
定期的な歯石除去に努めるべきです。
このような症例では、歯石が非常に硬くなり、数回に分けて除去します。
歯石は歯ブラシでは除去できません。
歯科衛生士によるクリーニングが必要になります。
歯周病の予防意識調査
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から歯周病の調査についてです。
今年の6月にサンスターが行った調査が雑誌に載っていましたので紹介します。
歯周病の認知度は非常に高いのですが、実際の歯周病については大きな誤解があり、
正しく理解されていないという結果とのことでした。
日本人の80%は歯周病という事実がありますが、
70%の方は歯周病という認識を持っていないと言うデータが出ていました。
歯科医院に受診するのは痛みが出たり、どこか詰め物が取れたりして受診することが多く
継続して定期検診を受診する方は30%以下との結果でした。
予防意識が低いという結果です。
この調査からすると、
何かトラブルが起きてから通院するという傾向が顕著で、
予防意識が定着していない実態が浮き彫りとなった訳です。
写真は健康な歯肉です。
健康な歯肉を保つためにも定期検診を心がけましょう。
下顎骨隆起と歯ぎしり(くいしばり)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から下顎骨隆起と歯ぎしりについてです。
寝てる間や、日中無意識のうちに上と下の歯を接触させたり、ギュッと噛みしめたりすると
歯やそれを支える歯周組織に変化が現れます。
症例です。
咬む力が強いと下顎の骨の内側にふくらみができる事があります。
これは骨隆起と言って、反応性にできるもので悪いものではありません。
悪性腫瘍などの悪いものとは違います。
義歯の装着や、ブラッシングの邪魔になる場合は除去しないといけません。
咬む力が強くかかっているというサインです。
他に口腔内に機能的な変化がないかよく診ないといけません。
咬合力のコントロールが必要です。
顎関節症の治療について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症の治療についてです。
前回は顎関節症の診断について書きました。
今日は治療法に関してです。
症型や、発症からの経過などによって治療の介入時期が違って来ます。
顎関節症の病態はある1点に収束します。
セルフリミッティングな疾患と言われています。
代表的な治療法は以下のとおりです。
①スプリント療法
②運動療法
③薬物療法
④パンピングマニュプレーション・洗浄
不可逆的な治療法は避け、可逆的な治療法を選択すべきとされています。
どのような治療法を組み合わせるかは症状に応じて選ばないといけません。
まずは診察を受けて現状の病態を把握しましょう。
顎関節症の診断
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症の診断についてです。
顎関節症は鑑別疾患が重要です。
まず、顎関節症とそれ以外の類似疾患を鑑別します。
顎関節症以外の病気が否定されて初めて顎関節症と診断され、
症型の分類を行います。
2軸診断と言って心理社会的要因と生物学的要因の2つも診断しないといけません。
顎関節症の症型は5つに分かれていて、
この5つを診断する事で治療法が決まって来ます。
過去に顎関節症の治療経験がある患者さんの話を聞いていると
すぐにスプリント、かみ合わせの治療、矯正と言われているケースもあります。
基本的にはまず病態の診断を行わなければいけないと思います。
顎関節症の症型や、発症してどのくらい経過しているかなど状況によって
治療方針が違ってきます。
まずは病態を把握しないといけません。
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