2011年 3月のさくまブログ総括
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2011年3月のさくまブログ総括です。
今月は久しぶりに顎関節症についてたくさん書きました。
顎関節症については誤解されていることも多いと思います。
特に矯正や咬み合わせとの関係については間違った解釈もあると思います。
気になる症状は受診してみるべきです。
明日、4月1日より一部保険点数が改正されます。
歯科用金属の高騰のため、金属を使った処置の負担が増加します。
ご理解とご協力をお願い致します。
3月11日に発生した地震の影響で、水漏れが発生しご迷惑をおかけいたしました。
天井の修理は来月中になりそうです。
被災した皆様に心からお見舞い申し上げるとともに1日も早い復興を祈ります。
ノンクラスプ義歯(バネのない入れ歯)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は入れ歯(義歯)の分野からノンクラスプ義歯(バネのない入れ歯)についてです。
見てみましょう。
バネの代わりにピンクの維持装置がついています。
床の部分と維持装置が一体になっているのです。
模型にはめてみるとこんな感じになります。
ピンクの部分が歯を抱きかかえるようになっています。
ノンクラスプ義歯(バネのない義歯)ではバネによる見た目の障害をカバーできる訳です。
金属床義歯について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は義歯(入れ歯)の分野から金属床についてです。
入れ歯の種類としては3種類があります。
保険適応のレジン床、バネの無い入れ歯、そして今回取り上げる金属床です。
金属床を見てみましょう。
金属の部分にピンクの粘膜部が付いた構造です。
金属の骨格なので、義歯を薄く作ることが可能です。
また、写真のように維持装置をコーヌスのタイプにするとバネが外に見えないので、
見た目が自然になります。
治療には多くの時間がかかるものです。
せっかく治すのであれば金属床も選択肢にするべきだと思います。
平成23年3月27日(日曜)は休日診療です。
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
診療時間についてのお知らせです。
平成23年3月27日は休日診療当番です。
9時から17時が診療時間となります。
よろしくお願いいたします。
粘液のう胞がつぶれる
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から粘液のう胞がつぶれるについてです。
粘液嚢胞は唾液の流出障害によってできます。
唾液が排出されず風船のように膨れてしまう訳です。
症例
舌の下面に粘液のう胞が出来ています。
粘液のう胞の中身は唾液です。
摘出当日の写真です。
数日前につぶれてしまったとのことです。
初診時のものより断然小さくなっているのがわかります。
この状態で摘出も可能ですが、
粘液のう胞の境界がはっきりしないため、少し膨れてくるまで待ちます。
歯周外科処置と歯根破折
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から歯周外科処と歯根破折についてです。
症例です。
他院にて歯周外科処置を行う必要があると言われたが、
本当に必要かどうか相談したいとのことで受診されました。
セカンドオピニオンです。(セカンドオピニオン:別の医師の意見をきくこと)
口腔内の状態です。
金属の冠が入っています。
歯肉は腫れていませんがポケットが形成されています。
レントゲンでは歯の分岐部にヒビが入っています。歯根破折しています。
(レントゲンの向かって右側の一番奥の歯です。)
歯根破折によりポケットを形成しています。
このような場合、歯周外科処置によってポケットが消失することはありません。
原因が歯根破折なので歯根破折に対して処置する必要があります。
歯周病だけがポケット形成の原因ではないことを理解しないといけません。
口腔アレルギー類似の疾患
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、口腔外科の分野から口腔アレルギー類似の疾患についてです。
類似の疾患には白板症、紅板症、口内炎、扁平苔癬、天疱瘡などがあります。
類似の疾患には白板症、紅板症、口内炎、扁平苔癬、天疱瘡などがあります。
①扁平苔癬
原因不明の炎症性疾患です。
歯科用金属が原因とする報告も見られます。
②白板症
白板症は扁平苔癬と同じように見える事があります。
前癌状態なので、炎症性の扁平苔癬とは性格が異なります。
③口内炎
炎症性疾患ですが、全身疾患の1症状であったり、
④紅板症
白板症と同じく前癌状態です。注意が必要です。
白板症に混在する事もあります。
⑤天疱瘡
自己免疫性の発生機序が考えられています。
水疱が形成したり、粘膜が剥離したりします。
類似の疾患にもいろりろある訳です。
鑑別が必要です。
口腔内のアレルギー症状
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔内の金属アレルギー症状についてです。
アレルギーには4つの型がありますが、特に問題となるのはIV型アレルギーです。
IV型は遅延型と呼ばれ、口腔内では、金属アレルギー、扁平苔癬として出現します。
金属アレルギーと扁平苔癬についてみてみましょう。
アレルギーには4つの型がありますが、特に問題となるのはIV型アレルギーです。
IV型は遅延型と呼ばれ、口腔内では、金属アレルギー、扁平苔癬として出現します。
金属アレルギーと扁平苔癬についてみてみましょう。
症例
金属アレルギーによると思われる扁平苔癬のケースです。
金属がたくさん口の中に存在するということです。
歯と歯肉の境目が赤くなっています。
頬粘膜にも軽度ですが発赤が見られます。
扁平苔癬です。
扁平苔癬は原因が不明とされていいますが、
金属アレルギーが関与しているという報告が見られます。
ハイブリッドセラミックインレー
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は虫歯修復の分野からハイブリッドセラミックインレー修復についてです。
インレーとは、歯の一部に詰め物をするものです。
一般的な金属で修復するのと、セラミックでの修復には大きな差があります。
セラミックインレーでは使うセメントが接着性レジンセメントですが、
金属による修復では普通のセメントです。
普通のセメントは金属と歯質の間を埋めているだけで、接着している訳ではありません。
症例を見てみましょう。
パラジウムクラウンによる修復です。
クラウンが脱離したとのことで受診されました。
中は真っ黒です。
セメントの劣化によりクラウンの隙間に唾液が漏洩し金属が溶出しています。
セラミックインレーとアンレーです。
接着性レジンセメントを使用し、セラミックと歯質をくっつけます。
セラミック修復では歯質に接着させるので微少漏洩がありません。
金属での修復とは大きく異なる訳です。
最近では、金属アレルギーの観点からもセラミックを選択される方が増えています。
歯科用セメントについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物、虫歯修復の分野から歯科用セメントについてです。
保険治療で使う一般的なセメントとセラミック修復で使うセメントの2つを見てみましょう。
①一般的に使用するセメント(従来のセメント)
粉と液を混ぜると固まります。
歯を乾燥してそのままセットします。シンプルです。
②セラミック修復で使うセメント(メタルフリー修復)
液のボトルだけで4本あります。
それぞれ歯面と詰め物の表面に塗って処理します。
セメント本体は2種類のペーストを混ぜて、光照射して固めます。
従来のセメントと違い、使う液やペーストの種類が多いのがわかります。
セラミックで治す(メタルフリー修復)のは、手間が何倍もかかる訳です。
従来のセメントは詰め物と歯は接着せず隙間を埋めているだけでですが、
セラミック修復では、セラミックと歯を接着させるために手間をかけているのです。
セラミックと歯が接着することは、リークを防ぎ、神経を守ること、2次虫歯の抑制など
手間をかけた分だけ利点があるのです。
せっかく治すのであれば、メタルフリー修復を検討すべきだと思います。
メタルコアの除去(金属の土台)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物の分野からメタルコアの除去についてです。
神経が無くなった歯は土台を入れてかぶせ物をします。
この土台に当たるのがコアと呼ばれるものです。
かぶせ物の下が虫歯になったり、根の先に炎症がある場合、
コアを除去しなければなりません。
金属は歯質に比べて硬いので、除去の時に歯が割れてしまう可能性があります。
基本的には削り取る形になりますが、土台のポスト部分が深く入っている場合は
除去がかなり困難になります。
金属は硬いために、歯根破折の原因になります。
写真は歯が折れて取れた歯です。
最近では、ファイバーコアというものを選択することができます。
下の写真がファイバーコアです。
ファイバーコアは歯の硬さに近いので、歯が割れてしまうリスクを減らすことができます。
また、金属ではないので、削りかすが口腔内に飛び散ることもなく、メタルタトゥーになることもありません
歯を守るという観点からもファイバーコアを選択すべきです。
診療時間についてのお知らせ(H23.3.14)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
平成23年3月14日の計画停電の影響により本日の診療時間は16時30分までとさせていただきます。
ご迷惑おかけしますが、御理解と御協力をお願いいたします。
明日以降も診療は9時30分より行いますが、停電の状況によっては診療時間の変更を行います。
セラミック修復
唾液(しょう液性と粘液性)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から唾液についてです。
唾液にはしょう液性と粘液性があります。
①しょう液性
副交感神経刺激で分泌されるサラサラした唾液です。
②粘液性
交感神経の刺激で分泌される粘稠性のネバネバした唾液です。
唾液の分泌量は成人で男性が女性に比べて多い傾向にあります。
小児では年齢の増加とともに分泌量が増加し、15歳でほぼ成人レベルに達します。
そして、年齢を重ねるたびに分泌量が減少します。
「昔に比べて唾液が減っている」と感じるのは唾液量自体が減っていることと、
サラサラした唾液が相対的に減っていることが原因です。
唾液の機能に関しては以前書いていますのでご覧になってください。
顎関節症の関節雑音:消える音と消えない音
こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から関節雑音の消える音と消えない音についてです。
関節雑音の正体は関節円板の位置異常によります。
消せる雑音とは、関節円板が正常な位置に戻ることを意味しており、
雑音が鳴り始めて3カ月以内は消える可能性が高いです。
また、年齢も若いほど雑音が消せる確率は高いと思います。
一方、消せない雑音は、雑音が始まってから時間が経っている場合です。
関節円板が位置の異常を起こしていても、
体が適応変化を起こしてしまうとなかなか元には戻りません。
顎関節症にはタイプがありますので、気になる症状は診察を受けましょう。
顎関節症の開口障害
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症の開口障害についてです。
開口障害の原因は2つです。(開口障害:口が開かなくなること)
①筋肉によるもの
②関節円板によるもの
それぞれ見てみましょう
①の筋肉によるものは、口を開け閉めする筋肉が硬くなってしまい、筋肉が伸びなくなってしまう場合に起こります。ストレッチをして筋肉を伸ばす必要があります。また、日常生活で、くいしばりや歯牙を接触させる癖がある場合はやめるように心がけます。
②関節円板によるものは、関節円板が前方に転位したりして位置の異常を起こす事で、
顎の関節がひっかっかってしまい口が開かなくなります。
この引っ掛かりを治さないと口が開くようになりません。
口が開かない原因によって対処方法が違います。
診察を受けてどのようなタイプか判断しないといけませんね。
顎関節症と矯正治療
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症と矯正治療についてです。
さくま歯科には専門医の治療を求めて、
多くの方が顎関節の症状を主訴に受診されます。
最近、多いのは、矯正治療に絡んだ顎関節症のセカンドオピニオンです。
(セカンドオピニオン:別の医師の意見を求めて2件目、3件目の医院を受診すること)
一番多い主訴は
「あなたは顎関節症です。咬み合わせが悪いからかみ合わせを治おす必要がある。そのためには矯正か、かぶせ物をして咬み合わせをなおさないといけません。」と言われたが、本当にそのようにすべきか?いうものです。
「顎の位置を治すために24時間マウスピースをしなさい。」
と指導されたというのもありました。
めちゃくちゃです。
咬み合わせ(咬合)は顎関節症の原因の1つになっているかもしれませんが、
咬み合わせを治したからと言って必ず顎関節症が治るという訳ではありません。
顎関節症イコール咬み合わせが悪いではないということを理解しないといけません。
顎関節症の治療のために矯正治療を含め、咬み合わせを治す事は慎重に慎重に考えなければいけません。
ただ、悪い咬み合わせを治す事は問題ありません。
顎関節症において安易に咬み合わせの治療を行い結果が伴わない事が多いというのは
多くの研究で報告されています。
顎関節症だと必ずスプリント療法という訳でもありません。
顎関節の症状によってアプローチの方法が異なります。
気になる症状は受診しましょう。
外傷性顎関節炎(がいしょうせいがくかんせつえん)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
顎関節症と生活習慣
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症と生活習慣についてです。
顎関節症の原因は、多くの因子が重なって起こるとされていて、
原因はこれだと特定するのは難しいのが現状です。
日常生活には顎関節症を悪くする因子が潜んでいますので、少し見てみたいと思います。
①歯牙接触癖(しがせっしょくへき)
顎がリラックスした状態では上下の歯は接触しません。
弱い力でも上下の歯を無意識のうちに接触させている事があります。
日中観察してみて、上下の歯牙を接触させていたらやめるようにしましょう。
②頬づえ
アゴに過度な負担をかけてしまいます。やめるようにしましょう。
③ガム
常に咬んでいるとアゴを動かす筋肉や関節自体に負担をかけてしまいます。
ガムの咬みすぎには注意すべきです。
④硬い食べ物
スルメやビーフジャキー、フランスパンなどの食べ過ぎには注意しましょう。
負担がかかりずぎる事があります。
⑤睡眠中の歯ぎしり
スプリントの使用を考えないといけない場合があります。
ほとんどの顎関節症は保存的な治療で良くなります。
なかなか良くならない場合は、顎関節症を増悪させる因子が潜んでいることがありますので
注意しないといけません。
歯科用金属の価格高騰,保険診療点数改正
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯科用金属の価格高騰についてです。
平成23年4月1日に保険点数の見直しが行われます。
保険治療で使用するパラジウム合金の点数が増加します。
歯科用金属の価格高騰が続いている事を受けての措置です。
窓口での負担金が増額となりますので御理解ください。
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