2010年8月のさくまブログ総括
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2010年8月のさくまブログ総括です。
今月はビスホスホネート製剤、インプラント、顎関節症などを中心に書きました。
いかがだったでしょうか?
今月から武蔵野市の歯科健診が始まりました。
無料でレントゲン撮影が可能です。
その他、粘膜の状態も診査します。
昨年、受診した方は必ず受診しましょう。
10月までとなっております。
夏休みに女満別・釧路を旅行しましたので、そのうち旅日記を掲載したいと思います。
歯磨き粉について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯磨き粉についてです。
近くのコンビニや量販店で手に入るものから、
歯科医院専用のものまで種類が多いです。
現在は、多くの歯磨き粉が市販されており、
とてもすべては把握できません。
私の最近のお気に入りは「Brilliant more」です
アプリコットとフレッシュスペアミントの2種類がありますが、
私はアプリコットを使っています。
ピロリン酸ナトリウムが着色を浮かして白さを取り戻してくれます。
歯科医院専用ですので、一般の量販店では手にはいりませんが、価値のある商品だと思います。
是非、試してみてください。
イソジンとインプラントの関係
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野からインプラントとイソジンの関係についてです。
一般的に広く用いられるイソジンは、殺菌作用の高いうがい薬です。
純チタンは割と高い耐食性を示しますが、
イソジンは禁忌(きんき:使ってはいけない)とされています。
イソジンに含まれるヨウ素がチタンとの相性が悪いためです。
イソジンより高濃度のフッ素の方が腐食する傾向にあるとする報告もあります。
インプラントを行った後もメンテナンスには注意しないといけません。
親知らずを残すべきか、抜歯するべきか
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から親知らず(智歯)を抜歯すべきかについてです。
まず、抜歯が必要な場合です。
親知らずの抜歯が必要な場合
①虫歯になっている。
②何度も腫れる。
③歯ブラシが難しく、手前の歯を虫歯にしてしまう。
メリットを見てみましょう。
親知らずを残すメリット
①ブリッジや義歯の支台歯(しだしい:ささえの歯)として使う事ができる。
②歯の移植に利用できる。
残すメリットではやはり歯の移植です。
第二大臼歯が歯周病でグラグラになってしまったので、抜歯して、親知らずを移植しました。
歯周病は骨が溶けてしまうので移植される場所の骨が溶けすぎると行うことができなくなります。
早めの処置が効果的です。
失活歯の歯根破折
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から歯根破折についてです。
歯根破折については以前からたくさん紹介していますが、
圧倒的に神経の無い歯(失活歯:しっかつし)に多いことに気づきます。
症例です。
腫れて痛いとの事で受診されました。
レントゲンを撮ってみると真っ二つです。
歯の周囲も骨が溶けています。
歯根破折は圧倒的に神経を取った歯で起こります。
神経を残すためには虫歯が大きくなる前に処置しなければなりません。
虫歯予防、早期発見のために定期検診は必ず受診すべきです。
なぜインプラントなのか
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は治療法の選択について考えます。
歯を失った時の第一選択はインプラントです。
なぜインプラントなのかです。
歯が無くなった場合の選択肢は3つです。
①インプラント
②ブリッジ
③入れ歯(義歯)
です。
インプラントが第一選択になります。
歯が無くなってインプラントを選択しない場合、
多くの症例で以下のような経過をたどります。
①まずはブリッジにします。
無くなった歯の隣が咬む力を負担しますので、
ブリッジの支えになっている歯がいずれ割れてしまいます。
②ブリッジは無理になると、今度は入れ歯(義歯)を入れます。
③入れ歯はバネをかけて維持しますので、バネをかけられた歯はグラグラになって抜けてしまいます。
④これを繰り返して総入れ歯に向かいます。
インプラントを選択すると、ブリッジを回避できます。
すなわち、①から④に向かう流れをストップできるのです。
インプラントはなくなった歯を取り戻すようなものです。
そして、残っている歯を守るという意味でも有効という訳です。
インプラント治療が一定の成果を上げていますし、
他の歯を守るということからも、考えるべき治療法と言う訳です。
メタルフリーを選択する
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はメタルフリー修復(金属を使わないで治す)についてです。
安全性や審美性を考えるならメタルフリー修復(金属を使わない)を選択すべきです。
従来の金属修復との大きな違いは接着にあります。
メタルフリー修復は接着修復と言われ、金属修復は合着(ごうちゃく)と言われます。
接着と合着の違いについて見てみましょう。
接着:レジンセメントを使って隙間がないように歯質とセラミックを強固にくっつけます。
合着:詰め物との間を埋めているだけなので、詰め物や歯質とはくっついていません。
合着に使うセメントは経年的に劣化します。
かぶせ物や詰め物には種類があります。
左がハイブリットセラミックスで、右はパラジウム合金のものです。
虫歯を治す目的で金属を口の中に入れるということは、
金属アレルギーを作っているとも言える訳です。
安全性の観点からもメタルフリー修復(金属を使わない)を選択すべきです。
チタンインプラントの腐食
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野からインプラントの腐食についてです。
腐食とは、イオン化して金属が溶け出してしまう現象です。
予防処置に使うフッ素が問題となることがあります。
歯科医院でフッ素塗布に使う濃度は9000ppmとかなり高いものを使用します。
高濃度のフッ素を作用するとチタンが腐食するとの報告がありますので、
インプラント部へのフッ素塗布は避けた方がよいでしょう。
市販の歯磨き粉やクリーニングに使うペーストはフッ素の濃度が低いので
チタン腐食の心配がありません。500から1000ppm程度です。
安心して良いと思います。
はっきりしない部分も多いのですが、インプラント部へは高濃度のフッ素塗布は避け、
インプラントの腐食の問題も念頭に置いてメンテナンスする必要があります。
インプラント、ヒーリングアバットメント
こんにちは。武蔵野市 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野からヒーリングアバットメントについてです。
インプラントの埋入手術が終わって、
歯肉の治りを待つ時期に使うのがヒーリングアバットメントです。
症例を見てみましょう。
右下の第一大臼歯にインプラントを行った症例です。
左の写真はヒーリングアバットメントを装着した状態です。
飛び出ていますが、このように歯肉の状態を整えます。
右の写真はヒーリングアバットメントを外した状態です。
インプラントのプラットフォームが見えています。
ヒーリングアバットメントにより歯肉の状態が整ったので、
最終的なかぶせ物の型どりにはいります。
タイトルとは話がそれますが、
第一大臼歯は6歳臼歯と言われ、この歯が無くなると五月雨式に歯を失う原因になります。
第一大臼歯に1本インプラントを行うだけで他の歯を守る事ができる訳です。
審美領域のインプラント抜歯即時埋入
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野から抜歯即時埋入に関してです。
抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう)とは抜歯を行い、
すぐにインプラントの埋入を行う術式です。
抜歯とインプラントの埋入が同時ですから、麻酔が1回で済みます。
この術式は歯肉を大きく切ったり、開いたりしないので、侵襲も低いのが特徴です。(MIインプラント)
さらに、チタンのインプラント表面にハイドロキシアパタイトをコーティングしてあるので、治療期間の短縮につながります。
症例です。
左上の中切歯が歯根破折(歯が割れて)をおこしています。
まず、抜歯を行います。
インプラントを埋入します。
唇側に大きなギャップができるのでここに人工骨を入れます。
このように抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう)は、
抜歯とインプラント埋入を同時に行える低侵襲な治療なのです。
レントゲン検査の重要性
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はレントゲン検査の重要性についてです。
武蔵野市の歯科健診ではレントゲン検査が無料で行えます。
さくま歯科はデジタルレントゲンなので被爆量が半分以下です。
さらに、フィルムを使わないし、現像液が不要で環境にもやさしいと言えます。
申し込みを行ったり、昨年健診を受診している方は問診表が送られてきますので、
記入してさくま歯科に電話して健診の予約を行ってください。
レントゲン検査からは多くの情報が得られます。
単に口の中を見ただけではわからない情報がたくさんあるのです。
上顎洞の状態
歯周病の状態
顎関節の状態
虫歯の有無
根の先の病気の有無(根尖病巣の有無)
などです。
定期検診でも、レントゲン検査を行うべきです。
アマルガムは除去すべきか?
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はメタルフリー修復(金属を使わないで治す)から、
アマルガムを除去すべきかについて考えます。
アマルガムが口の中にあると、常に水銀が溶け出していると考えていいと思います。
口の中の環境は苛酷です。
アマルガムの症例を見てみましょう。
アマルガムが腐食し表面がザラザラしています。
金属色が周囲の歯質にまで及んでいます。
詰めたアマルガムが欠けて周囲から虫歯になっています。
治すのであれば金属の使用は避けるべきです。
積極的に除去して、コンポジットレジンやセラミックインレーで修復すべきです。
模型上のハイブリッドセラミックインレー
コンポジットレジン充填による修復
安全性を考えると金属は積極的に除去して、
メタルフリー修復(金属を使わないで治す)すべきだと思います。
お盆診療日程について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
さくま歯科ではカレンダーどうりの診療ですが診療時間が9時30分から17時までとなります。
8月13日 金曜 9時30分から17時
8月14日 土曜 9時30分から17時
8月15日 日曜 休診
8月16日 月曜 9時30分から17時
8月17日 火曜 9時30分から17時
よろしくお願いします。
顎関節脱臼の予防
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節の分野から顎関節脱臼の予防についてです。
顎関節脱臼の原因については前回書きました。
関節円板が原因する場合と、筋肉が原因する場合です。
原因の特定にはMRIが必須です。
それぞれの予防法を見てみましょう。
①関節円板が原因する場合
関節円板の動きが悪くなっているために起こります。
関節円板の動きを出すような開口練習を行います。
②筋肉が原因する場合
筋肉をストレッチすることで、アゴの脱臼を防ぎます。
それぞれ開口練習をするわけですが、脱臼する原因によって動かし方が異なります。
診察を受けて自分に合った方法で予防を図りましょう。
顎関節脱臼の原因(閉口障害の原因)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節の分野から顎関節の脱臼についてです。
脱臼とは口が閉じなくなることで、閉口障害(へいこうしょうがい)に分類されます。
閉口障害(へいこうしょうがい)の原因は2つに分類されます。
それぞれ見てみましょう。
①関節円板が原因の場合
関節円板は、顎関節ののクッションのような働きをしています。
通常、口を開け閉めすると、関節円板が前後に滑ります。
関節円板の動きが悪くなると閉口障害を起こしやすくなります。
②筋肉が原因の場合
口を開け閉めする筋肉に力が入りすぎて、戻らなくなります。
①と②では対処方法が異なります。
①の関節円板が原因の場合は、関節円板の動きを出すために、洗浄療法が有効です。
②の筋肉が原因する場合は、筋肉の緊張が過度になるために起こるので、
開口訓練が有効です。
タイプを判断して、対処方法を決めないといけません。
顎関節症の治療:運動療法
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会・認定医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から運動療法についてです。
顎関節症の症型分類については以前書きました。
症型分類によって有効な運動療法が違います。
参考にしてみてください。
顎関節症の症型によってどのように運動するか簡単に書いてみます。
①顎関節症I型
筋肉が影響を受けていますので、ストレッチの意味合いが大きく、指を使った大開口します。この時指を使ってしっかりと筋肉を伸ばます。
②顎関節症II型
顎関節が捻挫そしたようなものです。1週間程度安静を保ち、その後関節を動かすことで、関節の正常化を図ります。
③顎関節症III型
④顎関節症IV型
関節円板が前方に転位し、関節も変形しています。可動化訓練を行う事が多いです。
どのような運動療法をどのような時期から開始するかは病態によって異なります。
また、スプリント療法を併用した方がいいケースもあります。
診察を受けて、正しい方法で行うべきです。
ビスホスホネート製剤の休薬と再開
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
ビスホスホネート製剤に関連した顎骨壊死(がっこつえし)の
ポジションペーパーの内容を紹介していますが、今回が最終回です。
実際、ビスホスホネート製剤を使っている場合の歯科治療についてです。
抜歯やインプラントなどの外科処置が問題となります。
休薬については処置の3カ月前からが原則となります。
3年以上の長期にわたり内服している場合も注意しないといけません。
薬の再開については、抜歯後歯肉が盛り上がってくる2~3週間後か、
十分骨性の治癒が期待できる2~3カ月後が目安とされています。
担当医と良く相談をして処置方針を決定しましょう。
ビスホスホネート製剤に関連した顎骨壊死の治療
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回も口腔外科の分野からビスホスホネート製剤に関連した
顎骨壊死(がっこつえし:骨がダメになってしまうこと)についてです。
対処方法について書きます。
治療指針は3つあります。
①骨壊死の進行を抑える
②痛みの緩和
③口腔内清掃の徹底
です。
顎骨壊死(がっこつえし)についてはステージがあり、ステージごとに治療法が決まっています。
抗生物質で洗浄をしたり、神経の症状に関しては痛み止めを使います。
ステージが進むと、アゴの骨を切断しなければならないこともあり、
要注意です。
次回は、ビスホスホネート製剤の休薬についてです。
ビスホスホネート製剤と顎骨壊死(がっこつえし)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は前回の続きです。口腔外科の分野から
ビスホスホネート製剤に関連した顎骨壊死(がっこつえし)についてです。
顎骨壊死(がっこつえし)とは、骨がダメになってしまい、骨が口の中に露出する現象です。
顎骨(口の中の骨)は他の骨と違っていて特殊な環境に置かれています。
そのために顎骨壊死(がっこつえし)が発生しやすいのです。
口の中は800種類以上の細菌が1立方cmあたり1000000000000個(10の11乗個)も存在していて、抜歯をしたり、歯周ポケットが深くなったりすると一気に感染がおこります。
顎骨壊死(がっこつえし)が発生すると、腫れや疼痛、歯のグラグラ、潰瘍、膿が出る、といった症状が出現します。
このような症状が出ると骨の治癒能力が著しく低下しているため、なかなか治りません。
顎骨壊死(がっこつえし)にはステージがあります。
ステージが進むと治療が困難になってきます。
ステージと治療法です。
顎骨壊死(がっこつえし)した部分を洗浄するのですが、
重症の場合は骨を切らないといけません。
次回は顎骨壊死(がっこつえし)が発生した時の治療法について書きます。
ビスホスホネート製剤のポジションペーパー
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野からビスフォスフォネート製剤についてです。
ビスフォスフォネート製剤に関してポジションペーパーというものがありますので、
数回に分けて紹介します。
ビスフォスフォネート製剤は骨粗しょう症や、癌の治療などに用いられる薬で、
歯科治療と大きく関係します。
内服している場合は必ず申告しないといけません。
ビスフォスフォネート製剤に関連しては顎骨壊死(がっこつえし)が発生する
という報告がたくさんあります。
ビスホスホネート製剤は、特に抜歯やインプラントなどの外科処置の際に問題になります。
外科処置の際のガイドラインとして、
我々はこのポジションペーパーに従って外科処置を行うことになります。
次回は、顎骨壊死(がっこつえし)について書きます。
迷惑メール対策をされている場合、「sakumadc.com」からのメールを受信できるように設定をお願い致します。





