2010年5月さくまブログ総括
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
2010年5月のさくまブログ総括です。
今月は、メタルフリー修復と顎関節症についてたくさん書いてみました。
セラミックの物性が良くなっていますので、
金属を使わないで治すことが可能な場面が増えています。
安全性という観点からメタルフリーの治療を選択すべきです。
顎関節症については最近あまり書いてなかったので、以前に書いた内容も含め書いてみました。
来月は4月のインプラント講習会で話のあったメタボリックシンドロームと歯科の関連、超高齢社会などの事柄について数回に分けて書きたいと思います。
また、5月中はたくさん旅行しましたので来月は旅日記も書けると思います。
写真は音波ブラシです。(sonicare)
なかなかいいですよ。おすすめです。
歯牙接触癖(しがせっしょくへき)について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から歯牙接触癖(TCH)についてです。
歯牙接触癖とは、機能時間以外に上下の歯牙を接触させる習癖のことです。
通常、上下の歯牙は接触していないのですが、物を咬んだり、飲み込んだり、会話をする時には歯牙が接触します。あるデータによると、歯牙を接触させているのは、1日17.5分との報告があります。
顎関節症の原因は多因子病因説といって、精神的なものや、行動学的な要因などが相互に影響して起こるとされています。行動学的要因のうち歯牙接触癖があるという訳です。
顎関節症の方の50%~70%の人が歯牙接触癖を持っているという報告があります。
歯牙接触癖を是正することは顎関節症状の緩和することがあると考えることができます。
すなわち、顎関節や周囲の筋肉に対する過剰な負荷を軽減することいつながるという訳です。
是正には3つのステップがあるとされています。
①歯牙接触癖を無意識に行っていることを認識する。
②例えばデスクに張り紙などをして歯牙接触癖に気づくようにする。
③さらに歯牙接触癖を是正し、さらに脱力する。
まず、歯牙接触癖があるか自分の行動を観察してみましょう。
歯牙接触癖に気づく事が重要です。
旅日記、国内編(秋田きりたんぽの旅)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は久しぶりに旅日記です。
顎関節症やメタルフリーの話題ばかりでしたので今回は気軽に読んでください。
本日は旅日記、国内編です。
秋田へ、きりたんぽの旅です。
きりたんぽは秋田の郷土料理で、
炊きたての米を潰して串にねりつけて焼いたものです。
比内地鶏のスープを醤油味にして野菜と煮込むのが一般的のようです。
先日、秋田へ日帰りを強行しました。
羽田から秋田までおよそ50分のフライトです。
眼下には東京の街並みが広がります。
この日はよく晴れていて富士山がきれいでした。
秋田まではエアバスA300-600Rという飛行機でした。
この飛行機は9月で退役らしいです。
搭乗できるチャンスもわずかですよ。
友人と鍋をかこみます。
この日の東京は快晴でしたが、
秋田は雨で気温が低く鍋にはちょうどよかったです。
東京では口にする機会が少ないと思います。
私は生まれて初めてのきりたんぽでした。
きりたんぽにスープがしみ込んで中はモチッとした感じです。
米粒の感触も残っています。
表面は焼いてあるので少し香ばしさのあるようなないような食感でした。
鍋を食べて折り返します。
お疲れ様でした。
スプリント療法②前方整位型スプリント
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)についてです。
前方整位型スプリントは下アゴのポジションを前方に保つことで、関節円板の位置を整位させるのに使用します。要するに関節円板に位置を正常な位置に戻すためのスプリントです。
形態も前回のスタビリゼーション型とは随分違っています。
前方に山がついていて、下アゴが後退するのを防ぎます。
このスプリントは使用期間が長期にわたると咬み合わせに大きな変化を起こすことがあり、
経過観察が非常に重要です。
また、適応となる症例も限られますので、適応症かどうか判断しないといけません。
関節雑音が始まって3カ月以内のケースでは関節円板が戻る症例が多いと思います。
また、20歳以下では関節雑音が消失出来るケースが圧倒的に多いと感じます。
(関節雑音:アゴがカクカクとかジャリジャリと鳴ること)
症状がある場合は早めの対応が効果的と言えます。
スプリント療法①スタビライゼーション型
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から、スプリント療法に関してです。
スタビライゼーション型スプリントについて書きます。
関節に痛みが出たり、筋肉が痛くなったりした場合に使います。
基本的に夜間の使用です。
顎関節症のI型、II型、III型、IV型に使います。
使用できる範囲は広いです。
スタビライゼーション型スプリントです。
まっ平らになっていて、全部の歯牙が接触するように調整します。
調整時に良く見てみると、歯ぎしりの跡が見られる事があります。
つるつるに研磨しますので、歯ぎしりをした部分はスプリントがすり減ってきます。
ちょうど犬歯(糸切り歯)がガイドする部分がすり減っています。
スタビライゼーション型スプリントは、歯ぎしりをしているかどうかの診断にも役立ちます。
歯ぎしりのある症例では歯ぎしりから、歯や歯周組織を守るのにも有効です。
顎関節症のパンピング療法
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今日は顎関節症の分野からパンピング療法についてです。
顎関節症の治療の1つにパンピング療法というものがあります。
パンピング療法とは、顎関節に注射をして関節の環境を変える治療法の事です。
針を刺すだけなので侵襲は小さい治療法です。
関節内の炎症物質の除去や、関節内の陰圧を改善し、関節円板がスムーズに動けるようにするといった効果があります。
関節に注射をすればすぐに良くなるという訳ではなくて、その後の運動療法が重要になります。
パンピング療法は運動療法を助けてくれるという意味合いも大きい訳です。
顎関節学会 学術講演を聞きにいきました②
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野からです。
5月16日に大阪で行われた日本顎関節学会主催の第27回学術講演を聞きにいきました。
歯ぎしりや噛み合わせに異常、難治性の顎関節症など治療に関しての最新情報がたくさんありました。
歯ぎしりについては、また多くの知見がありました。
顎関節症と咬合についても視点を変えて切り込んでいました。
難治性の顎関節症に関しては特に鑑別を要する疾患などがありますが、特に紛らわしい疾患もありますので、機会を改めて書きたいと思います。
顎関節症の症型分類④
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、顎関節症の症型分類の4回目です。
顎関節症は以下の5つに分類されます。
I 型 咀嚼筋障害
II 型 関節包・靭帯障害
III 型 関節円板障害
IV 型 変形性関節症
V 型 その他
今日は顎関節症IV型の変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)についてです。
レントゲン写真でアゴの関節に変形が見られる症例です。
臨床症状は前回に書いた顎関節症III型とあまり変わりません。
顎関節症III型に比べアゴの関節の痛みが強く出たり、雑音の種類がクレピタス音といってジャリジャリするような感じになります。また、開口障害の程度も顎関節症III型より強く出ることがあります。
治療法です。
スプリント療法、運動療法、消炎鎮痛剤の内服による消炎で対応します。
また、関節の環境改善が必要な場合はパンピング療法が有効な場合も多くあります。
パンピング療法
パンピングにより陰圧の除去、疼痛物質の除去などが行えます。
関節の環境をリセットできますので非常に有効な治療法の1つです。
気になる症状は診察を受けましょう。
治療が必要かもしれませんし、現在の状態を把握することも必要だと思います。
顎関節症の症型分類③
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の症型分類の3回目です。
顎関節症は以下の5つに分類されます。
I 型 咀嚼筋障害
II 型 関節包・靭帯障害
III 型 関節円板障害
IV 型 変形性関節症
V 型 その他
今回は顎関節症III型(関節円板障害)についてです。
関節円板とは、下顎頭の上に乗っているクッションのようなものでこのクッションの位置が前にずれたり、後ろにずれたりして、痛みやカクカク音が鳴ったり、口が開かないといって障害を引き起こします。
顎関節症III型の治療法
運動療法、スプリント療法、パンピング療法です。
顎関節症III型は関節円板の状態によって対応方法が異なります。
運動療法でも、関節円板の動態によって、円板整位運動か可動化訓練か違ってきますし、スプリントの種類も病態によって前方整位型を使わないといけない場面が出てきます。
写真は前方整位型スプリントです。以前紹介したスタビリゼーション型とは形が全く異なります。
横から見ると山が付いています。
口腔内に装着するとこんな感じになります。
顎関節症は症型の診断を受け、スプリントの種類や運動療法の方法などを選択しないといけません。気になる症状は診察を受けましょう。
顎関節症の症型分類②
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の症型分類の2回目です。
顎関節症は以下の5つに分類されます。
I 型 咀嚼筋障害
II 型 関節包・靭帯障害
III 型 関節円板障害
IV 型 変形性関節症
V 型 その他
今回は顎関節症II型についてです。
アゴを動かしたり、物を噛んだ時に関節部が痛みます。また関節部をギュッとおすと痛みがあります。
簡単に言うと関節が捻挫したと思っていただければいいと思います。
顎関節症II型の対応方法です。
まずは安静にします。
安静とは、大きな口を開かない、硬いものを咬まないということです。
足首を捻挫した時も最初は痛くて歩けませんが、負荷をかけず安静にすることで1週間もすれば良くなると思います。アゴの関節も同じように考えていいと思います。
スプリントが有効なケースもありますのでスタビライゼーション型スプリントの使用も考慮します。
スタビライゼーション型スプリントを全部の歯が接触するように調整します。
赤い点は歯の接触点を示しています。
口腔内にセットするとこんな感じです。
よくデコボコになったスプリントをセットされている方を拝見することがありますが、上の写真に示すように真っ平らにしないといけません。
気になる症状は診察を受けましょう。
次回は、顎関節症III型についてです。
顎関節症の症型分類①
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回から4回に分けて顎関節症の症型について書きます。
顎関節症は以下の5つに分類されます。
I 型 咀嚼筋障害
II 型 関節包・靭帯障害
III 型 関節円板障害
IV 型 変形性関節症
V 型 その他
今日はI型の咀嚼筋障害(そしゃくきんしょうがい)について話します。
咀嚼筋とは、口を開け閉めする時に使う筋肉のことです。
顎関節症のI型はこの咀嚼筋が障害を受けます。
何もしなくて痛みがある場合は顎関節症とは違う原因を考えるのが一般的です。
(自発痛は腫瘍や炎症など別の原因を考える)
顎関節症I型は簡単に言うと筋肉痛です。
口を開け閉めした時や噛んだときに筋肉が痛みます。
また、筋肉を押すと痛みがあります。
顎関節症I型の治療方法です。
開口訓練(ストレッチング)、マッサージ、スプリント療法が有効です。
また、歯牙接触癖と言って日中無意識に上下の歯を接触させていたり、くいしばっていることがあります。自分で観察してみて接触しているようならやめるように気をつけなければいけません。
食事以外の時間に歯を接触させることで筋肉が働き疲労してしまう訳です。
スプリント療法ではスタビライゼーション型スプリントが有効。
気になる症状は診察を受け、正しい治療法を選択しないといけません。
舌神経について
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から舌神経(ぜつしんけい)についての話です。
舌神経は舌の運動と感覚(味覚)をつかさどっています。
ちょうど奥歯の内側を舌神経(ぜつしんけい)が走っています。
奥歯に麻酔をする時、舌側に麻酔するとたまに舌がしびれることがありますね。
これは、舌神経(ぜつしんけい)の方まで、麻酔液が流れているために起こります。
30分から1時間は麻酔の効き目が無くなるとしびれも無くなると思います。
舌神経(ぜつしんけい)に関連して注意が必要なのは、親知らずの抜歯です。
親知らずの抜歯を行った後に舌神経(ぜつしんけい)が障害されることがあります。
しかし、これはかなりマレなことで、確率はゼロに近いと思いますが、気をつけないといけません。
下歯槽神経麻痺よりも舌神経(ぜつしんけい)が障害される確率はかなり低くなります。
しかし、絶対起こらないという訳ではありませんから、しっかり説明をうける必要がありますね。
ブリッジの適応症について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はブリッジの適応について考えます。
現在、歯が何らかの理由で無くなった場合の治し方は3つです。
①インプラント
②ブリッジ
③義歯
現在、歯が無くなった場合はインプラントが第一選択となりますが、ブリッジで治すことも選択肢になります。どのような場合が可能か考えてみましょう。
基本的にはなくなった歯の両脇の歯が残っている場合に適応となります。
歯周病が高度な場合は難しい場合もあります。歯周病は歯を失う原因となるだけではなく、治療法の選択の幅を狭めてしまいます。歯周病予防が大切です。
ブリッジは1本か2本の欠損が適応になると考えていいと思います。これより多い欠損では適応が難しいでしょう。
無くなった歯を隣の歯で負担する事になりますので負担過重になるような設計はできません。保険制度の中では上顎と下顎のどの部位の歯が無くなっているかで適応となるケースが細かく決められています。ブリッジが可能なケースかどうか検討しないといけません。
ブリッジに使用できるマテリアルにも触れておきましょう。
現在はオールセラミックスでもブリッジが可能です。しかし、たくさんの歯が欠損している場合は難しく、この場合はインプラントで欠損を補うか、メタルセラミックスか保険適応のパラジウムブリッジということになります。
メールアドレスの記載をお願いします。
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
ブログに対するコメントや、問い合わせメールには必ずメールアドレスを記入にてください。
先日、「歯科業界におけるホームページ事情」にコメントを頂き、意見を求められているのですが、
コメントされた方のアドレスが記載されていません。
もし、ご覧になっていたら、メールアドレスをお知らせください。
よろしくお願いします。
mushiba-zero@sakumadc.com
金属アレルギーについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は金属アレルギーについてです。
口の中に入った金属はイオン化すると金属の表面から崩れ落ちます。(腐食:ふしょく)
金属がたんぱく質と結合するとアレルギー物質となります。
金属アレルギーの治療は、まず原因となる金属の特定です。
そして、原因金属の完全な除去です。
歯科の分野では、口の中の金属が原因になります。
歯科金属は合金でいろいろな金属が含まれています。
この合金の中にアレルギーの原因となる種類の金属が含まれている場合に起こります。
まず、詰めてある金属を除去するわけですが、この時に削りかすが体内に取り込まれてしまうと、気管支ぜんそくや、腎炎を起こす可能性があるので、ラバーダム防湿が必要になります。
また、掌蹠膿胞症(しょうせきのうほうしょう)や扁平苔癬(へんぺいたいせん)の原因にもなります。
(掌蹠膿胞症(しょうせきのうほうしょう)に関しては歯科金属は無関係とする意見もあります。)
扁平苔癬(へんぺいたいせん)の口腔内です。
歯肉全体に白斑が広がり、炎症の強い所は赤くなっています。
金属の中では、金、白金、チタンは安全性が高いとされています。
オールセラミックスクラウン
安全性を考慮して金属を使わないメタルフリー修復がベストです。
金銀パラジウム合金について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は保存修復学の分野からパラジウム修復についてです。
金銀パラジウム合金は保険治療に使われている金属です。
金の含有量が12%と低く銀を多く含むため、18Kゴールド、20Kゴールド、白金加金に比べ腐食のリスクが高くなります。
症例を見てみましょう。
腐食したパラジウムアンレー
真っ黒です。
口腔内にセットする前の金銀パラジウムインレーです。
セット前は銀色ですが、腐食が進むと上の写真のようになります。
金属で修復するなら金の含有量が多い材質を選ぶべきです。
また、金銀パラジウム合金や18Kゴールド、20Kゴールド、白金加金などたくさんの種類の金属をセットするとガルバニー電流の原因になります。いろいろな種類で治すのは避けるべきです。
金属を使わずに治すのも選択肢の1つです。(メタルフリー修復)
パラジウムの長所としては、保険が適応となるため経済的負担が少なくて済むという点だけだと思います。
口の中に入るものですから、ゴールドやハイブリットセラミック、オールセラミックといった材質も検討すべきです。
セラミックの物性や、接着技術の向上でいい材質が出ているのに保険制度が追いついていないという現状があります。安全性の高い治療を受けるには自費治療ということになってしまうのが日本の歯科医療の現状です。
歯肉の変色、歯肉の刺青
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から歯肉の変色についてです。
症例です。
パラジウムのかぶせ物です。(保険のかぶせ物)
かぶせ物をするために、金属の土台を削ります。
この削りかすが歯肉に取り込まれて変色します。
メタルタトゥーです。
金の含有量が少ない金属は、腐食、金属アレルギー、ガルバニー電流、メタルタトゥーの原因になります。安全性を考慮するとメタルフリー修復(金属を使わないで治す)が良いと思います。
問い合わせメールに関してのお願い
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
問い合わせメールに関してのお願いです。
頂く問い合わせメールにメールアドレスが書いていないものがあります。
返信がなかなか届かなかったり、メールアドレスの書き忘れがあった方はご連絡ください。
mushiba-zero@sakumadc.com
までご連絡ください。
金合金、ゴールド修復について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は保存修復学の分野からゴールド修復についてです。
金属の修復はセラミック修復とは概念が違います。
従来どうりの治療法です。金の含有量が多い材質を選ぶことで、安全性の高さを得ることができます。
接着に関しては、
セラミック修復は、レジン系のセメントを使って、かぶせ物や詰め物を接着します。
歯質とセラミックをくっつける訳です。接着性の高いセメントを使って詰め物自体の強度を高めようと考えています。また、詰め物の隙間から細菌などを侵入を防ぎます。
一方、金属での修復は歯を箱型に削って詰め物を維持します。セメントの接着力はあまり期待していません。セメントも従来どうりのものを使います。
金合金でも、金の含有量が多い18K,20Kのゴールド修復はパラジウム修復(保険適応)と違って優れた治療法です。ゴールドは延びがあるので、歯にセットしたあとも、歯になじんできます。歯と詰め物の隙間をゴールドの詰め物自体が埋める訳です。セメントスペースを小さくしますので微少漏洩のリスクが低くなります。
ゴールドインレーとゴールドクラウン
適合性、安全性は高いのですが、派手な金色なので審美性には劣ります。
セラミックに比べ強度があり、破折しにくい材質です。
近年、メタルフリー修復(金属を使わない)が安全性、審美性、適合性を高めていますが、ゴールド修復も捨てがたい選択肢です。
アマルガム修復と水銀
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は保存修復学の分野からアマルガムについてです。
アマルガムは現在の臨床で使われることはほとんどありません。
水銀を含んだ金属です。
口腔内で常に揮発し、体内に取り込まれ蓄積します。
非常に恐ろしいものです。
症例をみてみましょう。
アマルガム充填された歯です。
口の中にあるだけで日々、水銀が蒸発し体内に取り込まれ蓄積します。
アマルガム充填の辺縁も欠けて段差になっているのがわかります。
ここから虫歯が進行します。
安全性を考慮すべきです。
積極的に除去してメタルフリー修復(金属を使わない)すべきです。
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